小笠原の最も有名な景色、「扇池」がある島。岩壁にぽっかりと開いたアーチから美しい青い波が打ち寄せる真っ白な砂浜は、この世のものとは思えないとても美しい風景。南島は沈水カルスト地形と呼ばれる、サンゴ礁が隆起、沈没してできた島。とても珍しい地形で、世界中にもこの南島を合わせてもほとんど存在しない幻の島。尖った石灰岩がナイフのように露出する島には高木は根を張れず、青い海のすぐ上に、標高3000mを超えた森林限界の山のような風景が広がっている。南島の周囲の岸壁には無数の海食洞が口を開けている。南島から眺める父島のジニービーチやハートロックなどの風景もとても美しく、沈水カルストの海に沈んだ岩が点在する海域はとても不思議な風景を作り出している。
気になったところ/惜しいところ
この島に渡る公共交通機関は無く、船をチャーターする、ツアーに参加する、シーカヤックなどで自力で渡る方法でしかアプローチはない。この貴重な自然を守るため、南島には東京都認定のガイドの同伴がないと入島不可。また、滞在時間は2時間以内、1日当たりの入島者は100人まで、年末年始をのぞく11月から1月までは入島禁止、ガイド1人が引率できるツアー客は15人まで・・・などといった厳しいルールがある。海況により島に上陸できないこともあるので、詳細は南島に案内してくれるツアー会社に確認すること。