■ オロロンラインを北へ
ひたすら海沿いを行く国道232号をオロロンラインと呼ぶ。羽幌町の出入口に
白黒のペンギンのような鳥の、大きな模型がある。この鳥が「オロロン鳥」で、
レッドデータに登録されている絶滅寸前の鳥である。
オロロン鳥が生息しているのは天売島で、現在確認されるのが数十羽と言われている。
島に渡れない人は、道の駅はぼろに隣接する「北海道海鳥センター」で希少海鳥の生態を紹介しているので、
ぜひ寄って見てほしい。
ルート図
■ 原野を行く
日本海に浮かぶ天売島と焼尻島を左手に見ながらオロロンラインを北上。
天塩から道道106号へ入る。すると民家などの建物は急に少なくなり、荒涼とした風景が広がり始める。
遠くには、海からせり上がったような姿の利尻島が見えてくる。稚咲内から右折、サロベツ原生花園へ。
ここは湿原の中に解説板付きの木道(一周約20分)が整備されいる。
春になると、高山性の花々が咲き乱れるのだが年々、他の草が増加していて、花が減少しているようだ。
来た道を戻り、道道106号へ。ここからは、ガードレールも電柱もない道となって原野の中を走り抜けていく。
カーブはほとんどなく、緩やかなアップダウンを繰り返し、道はひたすら北へのびて行く。
とにかく、アクセルオン!!の道である。ただし、スピードの出し過ぎに注意!
MAP1
■ ノシャップ岬へ
抜海から礼文、利尻島に出ているフェリー「六甲エクスプレス・RORO船」があるが
残念ながら貨物専用船なので、バイクは乗船することができない(その昔はOKだったのだが・・・)。
西稚内から道道254号に入り、ノシャップ岬へ。途中に最北端の温泉「稚内温泉・童夢 」がある。
ここの風呂からは、礼文、利尻島を望むことができる。休憩室も充実で一休みポイントにおすすめ。
稚内温泉・童夢からノシャップ岬はすぐ。この岬は夕日の絶景ポイントでもある。
前は水族館の裏にポツンと木製の碑が立っていたが、今は整備されて立派な岬になっている。
MAP2
■ サハリンまで43キロ
稚内市街を通り抜け、日本最北端「宗谷岬」を目指す。宗谷の集落に入ったら
宗谷中学校を過ぎて道道889号へ右折、宗谷丘陵を走る。なだらかな丘陵地帯が広がり、
高台で海も見渡せる道が気持ちいい。あとは看板に従い宗谷岬へ。
緑と青のくっきりとしたコントラスト、そして遠くにはサハリン(樺太)を眺望するこのルートは、
国道沿いにアクセスするより、劇的で一押しのルートだ。やがて、丘を下って岬へ。
岬では碑の前で記念写真を撮る観光客で順番待ちである。
おみやげ屋や民宿が並び、最果てのさびしいイメージの雰囲気はほとんどないのが、ちょっと拍子抜けではある。
でも、次々やってくるライダーをボーっと見てるのも楽しいもんだ。さ、並んで碑の前で写真、撮ろうかね。
ルート図