■ 鯖街道のスタートは出町柳
若狭から京都へ、鯖やカレイなどの海産物や北前船から陸揚げされた物資を運んだ道が鯖街道。
いくつかルートはあったらしいけれど、その代表的なものが、京都・出町柳から滋賀県朽木村、
福井県上中町を通って小浜まで続く道で、現在のR367、R303、R27にあたる。
今でも街道沿いには鯖寿司の店があり、当時の宿場町も残っている。
また福井県側に入ると名水百選が2つもあって、これは、もうツーリングにはうってつけ。
うまい鯖寿司とうまい水を求めて、いざ若狭へ!
■ 朽木宿と熊川宿
京都市街を過ぎ、大原三千院前を抜けると急に交通量も減って豊かな自然に囲まれる。
安曇川沿いにしばらく行くと、やがて滋賀県唯一の村、朽木村。
旧道に残る朽木宿は、観光地化されず生活感に溢れていていい感じ。
「丸八百貨店」前で記念撮影。純日本的な街道風景の中、大正ロマン風の小粋な洋風建築は結構目立つ。
さらに進んで今津町への分岐を過ぎ、R303になると若狭地方。
熊川宿の道の駅で念願の鯖寿司を食べる。持ち帰り用もあり、1本1500〜2000円くらい。
国の伝統的建造物群保存地区に指定された宿場町で記念撮影していたら、
葛の店「まる志ん」のおじさんが声をかけてきて、名物・葛まんじゅうをごちそうしてくれた。
うまい! 夏期限定で、10月末まで食べられる。
■ 名水百選の「瓜割の滝」と「鵜の瀬」
さてさて、次は名水。瓜が割れるほど水が冷たいことから由来する「瓜割の滝」は
それほど冷たい水ではないけれど、「瓜割名水公園」として整備されていて、
深い木立の中で休憩できるようにベンチなどもしっかりある。
次なる名水、「鵜の瀬」へ行く前に若狭一の宮である「若狭姫神社」と「若狭彦神社」にお参りする。
2つの神社を合わせて若狭一の宮らしい。若狭彦神社近くの「森林の水PR館」に寄って話を聞いたら、
「鵜の瀬」の水は軟水、「瓜割の滝」の水は硬水なんだとか。
「鵜の瀬」の水は奈良東大寺への「お水送り」の香水、若返りの水として親しまれている。
■ 不思議な曲線を描く三方五湖
小浜へは寄らずに近道して三方五湖レインボーラインへ急ぐ。
全長11・2kmの展望ルートで、梅丈岳からの眺めは抜群なのだが、
残念ながらリフトの営業時間が過ぎてしまい、登れなかった。
敦賀半島の水晶浜へ寄って美しい夕景を堪能しつつ、半島を横断したあと、敦賀から高速で一気に京都へ戻った。