■ さざなみ街道を行く
日本一の面積を占める琵琶湖を一周するルートは関西在住のライダーにとってポピュラーなツーリングコース。
城下町の集まる湖東から自然いっぱいの湖北へ、さらに素朴な湖西へと常に湖を眺めながら、
次々に変化する風景を楽しめる。
混雑するR1から琵琶湖の東岸、さざなみ街道へ入る。琵琶湖博物館・水生植物園、琵琶湖大橋、
なぎさ公園などがゆったりした風景の中に続く。琵琶湖の大きさを感じながら、湖沿いにのんびり北上していく。
■ 城下町・近江八幡と西の湖・水郷地帯
近江商人の故郷、近江八幡の町は白壁の土蔵や格子戸が残る古い町並みが歴史を伝えている。
ほかに五個荘、八日市、守山など、周辺の町はどこも宿場町として栄えた歴史を持つ。
また、郊外にある西の湖の水郷地帯へも寄りたい。見渡す限りの田んぼ、能登川の大きな水車など、
隠れた名所なのである。さらにさざなみ街道を北上し、彦根から「十王村の名水」へ寄り道。
名水百選ながら標識なども何もなく、さがすのがやや大変だったが、名水に違わず、まろやかな味で水量豊か。
湖東には他にも「泉神社の湧水」「居醒の清水」など名水が多い。
■ 太閤ゆかりの長浜
再びさざなみ街道へ戻り、湖沿いの快適な道を北へ。午後には湖水がキラキラ光り、
夕刻時には琵琶湖の向こうに沈む夕日が美しい。左手に長浜城が突如として出現する。
ここが豊公園。春にはサクラが美しいところで、公園内に建つ国民宿舎内に黒っぽい湯の「太閤温泉」も湧く。
右手が長浜の中心地。豊臣秀吉が築いた「楽市楽座」のよって栄えた城下町で、
中山道と若狭を結ぶ北国街道の要衝として古い歴史を持つが、「黒壁スクエア」などおしゃれな観光スポットもあり、
湖北の中心的存在になっている。
■ 自然たっぷりの奥琵琶湖へ
長浜を出ると、湖北の本番。さざなみ街道も終わり、
木之本に入ってから賎ケ岳の麓を通り奥琵琶湖パークウエイへ。
琵琶湖を見下ろしながら快走できるルートだ。このあたりから海津大崎にかけては奥琵琶湖観光のメイン。
湖水も澄んでいて、湖水浴やヨットなどウォータースポーツも盛ん。
マキノ町に出て、再び湖沿いに南下すれば旅も終わりだ。
R161はだんだん交通量も増えてくるので、途中越えで京都へ出てもいい。