■ タヌキがいっぱい! 信楽の町
滋賀県、三重県、奈良県の県境付近は関西とも東海の中間にあり、いまひとつつかみどころがないエリア。
線でつないでいけば、イメージがわかるだろう、と琵琶湖の南、大津からまず信楽へ向かった。
意外に近く、道路脇にタヌキの置物がいっぱい並ぶのが見えたら、もう信楽だ。
ここは良く知られた陶芸の里で、郊外の小高い丘に信楽焼のテーマパーク「陶芸の森」ほか、
陶芸体験ができる窯元もあり、陶芸好きなら1日楽しめる。
信楽からはさらにのんびりした田舎道を行く。三重県に入ってすぐ、阿山町というところで、
もくもく手作りファームへ立ち寄る。ここは自然と農業をテーマにしたファクトリーファームで、
パンやアイスクリーム、ビール、ハム、パスタなど手作り製品を製造販売し、体験教室も行っている。
時間がある人はぜひ行ってみよう。入場料を払わなくても、入口に売店や
カフェテリア方式のレストランもあって手作りの味を楽しめる。
■ 伊賀は関西?
さて、次の目的地は伊賀上野。伊賀の小京都であり伊賀忍者の里。
町には忍者屋敷なるものもあるが、観光より食欲ということで「わかや」へ直行。
でんがく定食を食べようとしたら休業時間に入ったばかり。残念。その足で「数馬茶屋」へ向かう。
ここは伊勢街道と奈良街道の分岐点、鍵屋の辻にあり、渡辺数馬の仇打ちの場所。
ライダーもよく来るらしい。風流な店先の緋毛氈でお抹茶と葛餅をいただいた。
ところで伊賀地方は三重県なので東海地方に属するのだけれど、関西文化圏で大阪方面とのつながりが深い。
そのため伊賀の人たちは「伊賀は関西」といい張ってるそうだ。
そういえば以前来たときに「伊賀は関西」というステッカーも売っていた。
■ 関西屈指のリゾートエリア、青山高原
青山高原は、関西地方では珍しい開放的な風景が広がるリゾートエリア。
大山田村からのアクセス路はどこも狭路だけれど、高原道路に出れば、いきなり空が広い!
大きな風車が並ぶ爽快なスカイラインロードを気持ちよく走ると、やがて標高756mの三角点に到着。
ここは絶好の休憩ポイント。駐車場にバイクを止めて少し登ると芝生の広場があり、
晴れていれば伊勢湾から知多半島まで一望できる。残念ながら高原一帯だけ霧に包まれることも多いので、
なかなかいいときにあたらないかも。
駐車場横には大きな三角屋根の「クランズハウスT&U」がある。入ったことはないけれど、
紅茶の種類が多く、フランス料理も食べられる洒落た店らしい。
■ 香落渓から曽爾村へ
青山高原を下り、混雑気味の名張市街から青蓮寺川沿いに香落渓へ向かう県道48号は、
ごく細い山中路。交通量も極少で、路面も簡易舗装になって心細くなるが、やがて両側に断崖が迫り、
柱状節理の見事な景観が始まった。羅漢石、鬼面岩、天狗岩など奇岩が続き、これが香落渓か、と納得。
秋の紅葉が美しいそうだが、オフシーズンの平日は観光客はほとんど見かけなかった。
峠を越えると奈良県・曽爾村。左手に曽爾高原入口の看板があったが、
暗い雲がかかっているので寄らずに先を急ぐ。
秋には緩いスロープの高原一帯がススキの原で埋まり、なかなか気持ちのいい場所らしい。
R369に出ると、榛原町または室生町経由で桜井へはすぐ。
室生寺、長谷寺といった名刹が途中にあるので、余裕があったらぜひ行ってみよう。