■ まずは国際通りから
那覇市内の国際通りからスタート。ここは戦後、米軍がもともと湿地帯だった場所に敷いた道で、
その後は商業ストリートとして大いに栄えたことから「奇跡の1マイル」と呼ばれている。
観光客相手の土産物屋から大手デパートまで、いろんなお店がいっぱい。
一歩裏通りに入ると市場通り。ところせましと並んだお店には、沖縄の食文化をささえる各種食材、
庶民的な値段の衣類などが豊富に売られている。お店のオバアの働きぶり、元気さに心打たれる場所だ。
■ 瀬長島から糸満へ
那覇国際空港の滑走路から目と鼻の先にある瀬長島。
一周1km少々の小さな島だが、ボードセイリングやマリンジェットの遊び場として、
あるいはトライアルライダーの練習場所として休日は賑やか。
ファーストフードの移動販売車でおやつを買って、潮風に吹かれながら休憩ってのもいい。
もっとしっかり食事したいなら、R331を南下して糸満市に向かい、
糸満漁港そばの「おさかなセンター」へ行こう。センター内にある食事処「いもの時代」は、
ボリュームたっぷりのさしみ定食が自慢だ。
■ 歴史と文化を訪ねる
糸満漁港をあとにして、R331で南部を一周する。まずは左手に、ひめゆりの塔。
沖縄の戦禍の跡をいまに残す施設だ。さらに進めば、2000年4月にオープンしたばかりの平和祈念公園。
日本で唯一の地上戦を経験した沖縄では、県民の4人にひとりが戦没した。この公園にある鎮魂碑「平和の礎」には、
そうした沖縄の被害者の名前ばかりでなく、戦死したアメリカ軍兵士の名も刻まれている。
敷地内にはあの愚かで悲惨な時代を伝える平和祈念資料館、平和祈念堂もある。
祈りを捧げ、次に向かうは玉泉洞王国村。日本屈指の規模を誇る玉泉洞の内部は、ひんやりと涼しく、
陸上の暑さが嘘のよう。王国村は鍾乳洞見学以外にも、琉球独自の各種文化を楽しく学べる施設がいっぱいだから、
ぜひ立ち寄りたい。
■ ラストは海中道路
南部一周ルートのR331は、佐敷町に入ったあたりでヤシの並木道となり、いかにも南の島の道らしくなる。
さらに島ムードを満喫すべく、与勝半島へとステアリングを向ける。
与勝半島から平安座島へと渡る海中道路は、コーラルサンドの浅瀬の上に道路を通したもので、
道路の両脇が海という、一風変わった道。まるで海を割って走っていくかのような、至福の約5kmである。
平安座島から隣の浜比嘉島、宮城島、そしてその先の伊計島へも橋で渡れるから、
沖縄の美しいコーラルブルーの海を見下ろしながらクルージングが楽しめる。