ツーリングマップル

レトロなベーシック

text by 坂口 まさえ
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単気筒エンジンの鼓動が楽しい

 スペイン語で「星」という名前をもつエストレアは、1992年の登場以来、着実にユーザーの支持を得てきた。どちらかというと、性能よりも鼓動感を重視して設計されたエンジンは繊細なフィンを持ち、美しい空冷のSOHC4ストロークの単気筒。またカラーリングも70年代の650RSをモチーフにされ、伸びやかに取りまわされたエキゾーストパイプと、歯切れのよい排気音を響かせるキャプトンタイプマフラーなど外観もクラッシックな美しさが徹底追求されている。  

  まず乗って感じるのはその車体の低さ。身長の高い人にはちょっと窮屈に感じてしまうかも。前述したように、性能を求めたエンジンではないので、加速性も走破性もいまひとつ物足りなさを感じてしまうところだが、低速域のトルクが太く落ち着いた素直な操縦性がいい。ロングツーリングよりも、ちょっとそこまでの街乗りバイク、のんびりツーリングにはもってこい。初心者、女性、おしゃれに乗りたい方にはおすすめだ。

 よく、エストレアはエンストしやすい!という言葉を耳にする。確かにエンジンを掛けた瞬間はその静かさにエンジンが止まってしまうのでは!?と感じてしまうくらい静かで頼りないが、最初の暖気をきちんとしておけば問題無い。(これはエストレアに限らず他のバイクでも同じだよね)ちょっとしたラフなアクセルワークをしても動じないところは、街乗りを重視されたセッティングで、やはり初心者には扱いやすいバイクなのだ。  

 エストレアにはこのRSと別にカスタムがある。大きな違いは前後一体のロングシートとセミアップハンドル、前後ディスクブレーキ、メッキフェンダーがRSの特徴。カスタムはサドル型のセポレートシートやフフロントフォークブーツ、アップハンドル、前後ドラムブレーキ、ブラックヘンダーでさらにビンテージムードを強調している。 基本的なスペックは変わらないので、どちらを選ぶかはあなたの好みで!  





美しさを追求されたエンジン
余計な物はなにもない!
シンプルなフロントまわり
車 格: 外観のクラッシックな美しさに目が惹かれる。カラーリングも70年代の650RSをモチーフ。
取り回し: 特にフロントは余計な物は何もないくらいシンプルに仕上げてあるので、140Kgからの車体を考えると軽く感じる
ライディングポジション: 足つき性が非常にいい。シート高が735mmしかないので、身長のある人にはちょっと窮屈に感じるかもしれない
加 速: 加速性はいまひとつ。特に高速域での加速がきつい
高速巡航: 100kmを越えると回転数が急に上がり、スピードをセーブしている感じ。高速巡航には向かない。
旋回性: タンクが幅広く大きいので、狭い道でのターンはバランスが取りにくいが車高の低さで補える。
市街地: スピードもなく、気負わず気楽に乗れるので、まさに街乗りタイプ。
タンデム: ダブルシートで幅もあるので、タンデムは楽。タンデムステップの位置が低いところにあるのもGood!!
積載性: シートに荷物を積む感じ。幅広なので安定性はある。
装 備: 同じくエストレア-カスタムと比べると、35mm低い前後一体のダブルシートとセミアップハンドル、前後ディスクブレーキ、メッキフェンダーなどRS専用の装備がいい

ESTLLES-RSスペック

全長×全幅×全高:2075 x 775 x 1035mm
ホイルベース:1350mm
車両重量:142kg(乾燥)
シート高/最低地上高:735mm/ 150mm
エンジン:4ストローク・空冷・SOHC・2バルブ 249cc
最高出力:15(20ps)/7,500rpm
最大トルク:20(2.0kgf / m)/6,000rpm
ミッション:常噛5段リターン
燃料タンク容量:14リットル
タイヤサイズ 前・後:90/90-18 51P,110/90-17 60P
ブレーキ形式:前後シングルディスク
取材時の燃費:28km/リットル
メーカー希望小売価格:\389,000

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