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アドベンチャーは、近年パリダカを席巻しているKTMの市販ラリーコンペをベースにしたストリートスポーツいうことで、それだけでも、その素性の良さと秘めたるポテンシャルが容易に想像できる注目の一台。
走りはじめてすぐに思ったのは、意外にも従順な性格とでもいおうか。最高出力61馬力という、シングルとしてはなかなかにホットな内容を持つエンジンを、同社の4サイクル系エンデユーロレーサーと基本構成を同じくする車体に搭載していることから、手なずけるにはいささかてこずるかな、とも思っていたのだが、あえて吸排気系を絞り込み、必要以上にスパルタンさを抑えたエンジンフィールは、どんな場面でも扱いやすく、流してよし、回してよしのロングランに適した方向にきっちりと調教されている。
しかも、その従順さのなかに隠しもったポテンシャルはシングルとしては、まさに地上最強。今回の試乗車では国内での使用を想定して、フロントスプロケットを1丁落としとしていたが、それでも高速道路では、メーター読みで170 km/hオーバーまで引っ張りあげることも可能。ボディマウントのカウル&スクリーンの効果も絶大で、そのような速度域でも風がはわずかに両肩にあたるだけ。車体のスタビリティも絶品といっていい領域にあるもので、ワインディングでも、コーナーのアプローチでしっかりと舵角をつけてやることさえ意識していけば、大排気量の4気筒を本気で追い回せるどころか、その気になればカモることさえできるほどだ
そして、何より素晴らしいのは、さすがにKTMらしい、ダートでの走りのパフォーマンス。154 kgとこのカテゴリーとしては圧倒的に軽い車体と、ホワイトパワーとブレンボの前後サスペンション&ブレーキが織りなす走りの世界は、まさに同社のレーシングエンデューロの流れをくむものでファンタスティックそのもの。レイドモデルにツアラー的側面よりは、ラリーコンペティション的な側面を求めたい向きには、絶対にコイツは買い。
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ダートに入ると、まさに水を得た魚。積極的に倒しこんでやる走りで、どんなシチュエーションでも豪快に走破する
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このマシンを特徴づけている二灯ライト装備のカウル。夜間走行で威力を発揮する
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視認性の高いタコメーターに、多機能デジタルメーター「トリップマスター」を装備
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車 格:
本格ラリーマシンのコピーともいえる風格は、乗り手を選ぶ印象を与える
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取り回し:
車重は乾燥で154kg とこのカテゴリーでは圧倒的に軽い仕上がりで、取り回しは容易
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ライディングポジション:
平均的日本人では、片足のつま先がようやく着く程度で、乗り降りはやや不自由
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加 速:
軽い車体とピックアップ抜群の61psのシングルエンジンの組み合わせは、異次元のスタートダッシュを見せつける
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高速巡航:
オフ系モデルとして見れば、その高速巡航性はズバリトップクラス。大型のカウルの効果も素晴らしく、170 km/hまでひっぱっても、風は両肩にわずかにあたるだけ
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旋回性:
重心が高い割には安定していて、極低速のUターンなども不安はない
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ワインディング:
突っ込みできちんと舵角さえつけてやれば、そこから面白いように、回り込んでいける。車体の安定性もオフロードバイクとして見ればピカイチ
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市街地:
市街地では思いのほか俊敏な走りを見せてくれる。渋滞のすり抜けなんかも大の得意。渋滞時は、どうしてもエンジンがヒート気味になりやすい傾向がある
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オフロード:
一連のビッグオフと比較しても、ずば抜けて優れている。ステアリングヘッド部に重量物が集まっているぶん、タイトでしかも曲がりくねったステージだと、、軽いテールスライドを多用した積極的な向き変えが必要
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タンデム:
通常の走行なら、タンデムでもパッセンジャーともども快適
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積載性:
リヤキャリアには、キャンプ道具一式と身の回りのものを詰め込んだスタッフバッグをダブルで積めるくらいのキャパシティを有する。ただし、リアスペースに荷物を積んでしまうと、乗り降りに支障が出る
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装 備:
妥協を許さない厳選パーツの集合体のような作りはKTMならでは
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