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ビーエムのバイクが本当にすごいとしたら、積載性とか耐候性とかといったいわゆるツーリングバイクに必要な要素と、スピードというものを両立し、ひとつの洗練されたシステムとして確立しえているところにこそある。そして、一連のビーエムのバイクのなかでも、総合的な意味でのビーエムらしさという点で、最右翼に位置付けてもいと思うのがR1100RTだ。
グランツーリスモという言葉がある。日本語に直せば、"大いなる旅"とでも訳せばぴったりくるだろうか。彼の地、ヨーロッパのツーリストたちが、荷物をフル満 載にし、もちろんパートナーをともない、一日に500 kmからときには1000km近く も移動しながら幾つもの国境を越え、何日もかけて各地を巡って回るスケールの大きな旅を、そんなふうにいう。RTは、まさに「グランツーリスモ」をそのまま体現したマシンといえる。
RTの真髄は、ズバリ5速4000rpm から上の世界にこそある。スピード域におきかえると120 km/hからはじまって、5000rpm でスピードメーターの針は150 km/hを示すが、RTの本領は実はここからで、5000rpm を超えたあたりから、エンジンは俄然心地よいビートを奏ではじめ、6000rpm でスピードは180 km/hに達し、そのまま7000rpm でなんと210 km/hにまで届く。フルカウルによるウインドコントロールやしっかりした足回りとあわせ、200 km/hでの巡航が余裕で可能だ。市街地やタイトでスピードの出ない日本的なワインディングも、ビーエムのバイクらしく、難なくこなしはするが、3000rpm 以下でのストップ&ゴーが続く場面ではギクシャク感が顕著で、大柄な車体ともあいまって、バイクなりの走りしかできない一面はある。とはいえ、ある程度流せるシチュエーションなら、もともとありあまるトルクと、RSとRの中間的なファィナル設定で、低い速度からでもぐいぐいとマシンを進めていける。決して、高速道路オンリーのハイスピードツアラーという側面だけのバイクではない。
RTで旅をすると、旅(ツーリング)の概念そのものが、日本ドメスティックと本場で大きな隔たりがあることを痛感させられる。
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日本的な「ツーリング」のイメージとはまったく違う「グランツーリスモ」の真髄を強烈に感じさせてくれる。「旅」の概念が大きく書き変わる!
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シチュエーションにあわせて高さが調整できるウインドシールド
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「コックピット」と呼びたくなる、機能的なメーターと、その配置
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車 格:
見た目に相当な威圧感があるが、ひとたび走り出せば、コントローラブルなのに驚く
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取り回し:
荷物を満載すると、300 kg前後となり、取り回しは相応の重量感をともない、決してイージーにというわけにはいかない
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ライディングポジション:
シート高は、780/800/820mm と3段階に変更することができ
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加 速:
5000rpm を超えて、トルクのピークに乗りながら7000rpm へかけての加速は快感そのもの
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高速巡航:
状況さえ許せば、何の緊張もなく、ごくごく普通の感覚で、200 km/hで流すことが可能
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旋回性:
極低速からのタイトなUターンは、思いのほかハンドル切れ角が少ないため、慣れが必要
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ワインディング:
巨体に似合わないほどコーナリング中の安定感は高い。ただし、コーナーリング中の芸当があまり効かないタイプたから、オーバーペースは命取り
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市街地:
ある程度流れに乗れれば、この巨体を難なく右に左にと操れる。さすがに都心の渋滞のなかを泳ぎ回ることはできないまでも、首都高の渋滞なら、すり抜けもOK
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タンデム:
荷物をフルに積んでも、タンデムスペースに余裕があり、ロングツーリングにおけるパッセンジャーの快適性も充分確保されている
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積載性:
大容量のパニヤケースと大型リアキャリアで、積載性は申し分なし。荷物満載&タンデムでも、ハンドリングはニュートラルそのもの
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装 備:
電源ソケットやオプションのオーディオなどは、「グランツーリスモ」ならでは
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