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モーターサイクルの本質を実感させる正統派
エンジンを含めたパワートレーンも、サスペンションも、モーターサイクルを構成するコンポーネンツをすべて晒して、その実用性の真髄ともいえるような機能美を見せつける。前のモデルのR1100Rも、まさに「ロードスター」の名に相応しい質実剛健なモデルだったが、R1150GS譲りのエンジンが与えられたR1150Rは、さらに機能美に磨きがかかった。
「ネイキッド」という言葉の響きには、本来纏っているものを脱いだ、あるいは何かが引かれているようなニュアンスがあるが、ロードスターは、「何も足さず、何も引かない」モーターサイクルが本来持つシンプルな力を感じさせる。余計な主張を何もしないところが、強烈な主張になる。R1150Rは、まさにロードスターの中のロードスターといえる。
ハンドリングは極めてナチュラル。ややハンドルが広めに感じる以外は、自然なアップライトポジションで、シティランからロングクルージングまで、どんなシチュエーションでも、違和感なくフィットする。
1130ccのボクサーツインは、低速では粘り強いトルクを生み出し、高速では伸びやかな加速を見せてくれる。6速が与えられたギアボックスは、タイトな山岳ワインディングから高速巡航まで、余裕でカバーする。
飾りのないフォルムとあらゆるシチュエーションに対応するポテンシャル。R1150Rは、ライダーのあらゆるニーズに高次元なレベルで応えてくれる。だからといって、このマシンは、力を抜いて気楽に乗れる単なるオールラウンダーではない。「ロードスター」たる由縁は、このマシンに跨るためのそれなりの姿勢というか資質をユーザーに要求してくるところにある。それは、大型バイクを操れるスキルだとか、社会的なステイタスだとかいったものではなく、モーターサイクルの本質を理解できるかどうかといったセンスの問題だ。それは、逆に、R1150Rと付き合ううちに自然と身についてくるようなものかもしれない。
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絶大なストッピングパワーを誇るブレーキシステム。φ320mmの大きなディスクと焼結メタルパッドで、制動力20%アップ、さらに耐久力も50%アップ。そして、これに電動油圧サーボ、前後連動のインテグラルABSシステム(Rはフロントをかけたときのみ前後連動のパーシャリーインテグラルシステムを採用している)の組み合わせで、まさに「異次元」の安全性を実現。
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旧モデルのR1100Rとは一見して異なるマッチョなフォルムが特徴。タンク両サイドの張り出しはオイルクーラーカバー。ハンドルバーの広さも特徴的。 |
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メーターはR1100Rからのキャリーオーバー。アルミパネル上にすっきりとまとまっている。個人的には、正面に配置されたアナログ時計が、見やすく便利だった。実用一点張りといったメーター周りに、ロードスターというモデルのキャラクターが現れている
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