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1985年の発売以来、熟成を重ね続けてきたヤマハのロングセラーモデル。トレッキングマシンとして不動の人気を誇るセロー225WEだ。軽量な車体に車高の低さ(足付きの良さ)で女性向けの、初心者向けのバイクとして思われがちだが、トラクションに優れたエンジンと左右51°のハンドル切れ角は狭いウッズでも高い操縦性を発揮でき、熟練ライダーでも十分に楽しませてくれるはず。
熟成されたモデルだけあって、坂道が走りやすいフットレストの位置、長距離ランの快適性とオフロードランでのすぐれた足つき性を両立させているコンフォートシート、フィールドでバイクの立て直しに役立つスタンディングハンドルをはじめ、大型のエンジンガードやエキゾーストパイプにもプロテクターを装備しているなど、ディテールに至るまで行き届いた造り込みがなされており、マウンテン走行においてはその装備を十分に発揮できる。
また、普段のツーリング走行においては全くストレスを感じさせない。リアシートからテールカウルへのラインの直線化に、荷崩れの防止にもなり、荷物の積載量もかなりのもの。しかし、荷物を積みすぎると、テールランプが見えにくくなるので、注意だ。夜間走行も強力ハロゲンライトを装備しているので、照度不足も感じられず快適に走れる。HONDAのSーXR250に比べるとかなり明るく感じた。
しかし、高速走行やフラットダートではサスペンションの吸収力やエンジンのパワー不足を感じてしまう。ちょっとした急坂の登りや、225ccという排気量とセローのマウンテントレールの特性を考えるとそうなるのかもしれないが、そのあたりは豊富なアフターパーツで補える。このアフターパーツの豊富さがまたセローの別の魅力かもしれない。
'85年に発売された当時、「大いなる自然の懐へ、さらなる一歩を踏み込むために」というのがセローに求められた性能であったが、それは現在のセローにも十分に受け継がれられていると思う。セローとはカシミール、ネパール、中国などの山岳地帯をその住処とし、厳しい地形を縦横無尽に駆け回るヒマラヤカモシカのことで、標高600〜2700mの高地やヤブの森林に住み、岩場を走り回っている。セロー225はそのカモシカから名を受けた。 タンクサイドのマークは、カモシカの足の誇り高いシンボルなのだ。
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アンダーガードにEXガードなど標準装備のプロテクターが充実。また自然をフィールドにするセローは排ガス、低騒音対策されたエンジン。
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身長約170cmでも両足べったり。やはり、足付きのいいほうが、安心感がある。
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何かと役に立つスタンディングハンドル。強力ハロゲンヘッドライトは簡単に取り外せられ、整備しやすくなっている。
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