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街乗りでは固く感じるサスも、思いのほか前傾ではない車体や、トルク感はないが、実はたっぷりと実トルクを秘めている透明なトルクフィールが、洗練された匂いをかもすエンジンのおかげで、都心の渋滞でも意外にいける。その気になればアシにでも使える意外な一面を持つ12R。
とはいえ、その本領を発揮するのは、やはり街を出てから。それも、いわゆるバイクに乗ること="道の上のスポーツ"というようなスタンスから、この12Rを見てみると、これまでのスーパースポーツの延長でもなく、かといって既存の鈍重なスポーツツアラーでもない。これがセンニヒャクなのかという軽快感を感じさせながら、かといって不安定なところなど微塵もないビシッとした剛性感は絶大な安心感があるし、エンジンフィールも洗練されていながら、カワサキらしさは損なわれていないし、街乗りでは固く感じられるサスも、ハイウェイでは丁度いい。わずかな体重移動で、160km/h オーバーの超高速コーナーを微動だにすることなく楽々とクリアしていくスタビリティには、思わずニヤけてしまう。見れば、メーターには大きな時計にツイントリップ。意外に荷物も積めそうだし、これこそ、カワサキが送りだした21世紀の"ウルトラスポーツツーリング"なのでは、というのがとりあえずの結論。能書きたれる前にガンガン使ってこそさまになる。
加えて何よりすべてにおいて、洗練された新しさが際立つ一台。もちろん、世界最速の一台という、その驚異的な動力性能はいわずもがな。
ただ、それだけが12Rの魅力かというと、決してそうではない。
(編集部注:本インプレッションに使われている写真は2001年の東京モーターサイクルショーで撮影したものですが、テキストは2000年モデルについての内容です)
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これが世界最速のジューニアール。バイク乗りなら一度は乗っておきたいマシン
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シンプルで機能的なハンドル回りとコクピット。見た目ほど前傾姿勢とならないところもカワサキらしく、ツーリング派としては好感がもてるところ。
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メーカーの自主規制により、300km/hまでしか表示されなくなってしまったゼロイチモデルのメーター。ある意味、真の最速マシンといえるのは2000年モデルまで
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