ツーリングマップル
page/ 1 2 3 4
[ユーティリティ]

アレンジ次第で様々なシーンに対応

R1150Rは、乗り手のニーズに合わせて組み合わせることのできる様々なオプションパーツが用意される予定だ。

まったくストックのままのまさに「正統ロードスター」としてのR1150Rなら、走りそのものを素朴に楽しむピュアなライディングがいちばんマッチしている。

そして、スポーツスターの持ち味をそのままにスタイリッシュなアクセントとなるウインドシールドを装着すれば、高速巡航性、対候性が格段にアップする。また、インテグラルケースステー兼用のタンデムバーを取り付ければ、より快適にタンデム走行が可能となる。今回は、BMW純正のインテグラルハードケースを使用したが、左右で56リットル(左側のケースはマフラーを避ける形に内側が抉られていて、容量25リットル、右側のケースは31リットルの容量がある)の容量があり、ぼくが普段ソロツーリングの際にしようしているキャンプ装備を全て余裕で収納できてしまった。これに、さらにトップケースも装備すれば、タンデムでキャンプツーリングも余裕でこなせるだろう。本国仕様では、トップケースに、オーソドックスなハードケースとともに防水ナイロン製のソフトケースも用意されている。これは、リアキャリアにキーでロックできる新意匠で、ロードスターの自由で軽快なキャラクターにとてもマッチしている。ビジネスユースやショートトリップで、ソフトケースをさりげなく使っていたら、ライダーとしてのセンスが際立つだろう。

シートはライダーの着座部分とパッセンジャーの着座部分が分割されたセパレート式になっていて、パッセンジャー部分をストレージカバーに交換すれば、大容量の荷物が積載できるフラットスペースが出現する。重量のある荷物は、なるべく車体の中心に近いところに置いたほうがハンドリングへの影響が少ないから、ソロツーリングでは、このスペースを生かすと良さそうだ。

左右で56リットルの容量を確保したBMW純正インテグラルケース。荷物満載時の取り回しは、やや重くなるものの、キーロックできて、防水も万全なハードケースはツーリングの強い味方だ
ライダーのニーズに合わせて、様々なアレンジが可能になっている。カラーも多彩で、
それぞれ独特な個性を持っている(photo=BMW Motorrad)

どんな状況でも許容するキャパシティの広い設計

 ハンドリングの項でも紹介したが、BMW独自のフロントのテレレバー、リアのパラレバーサスペンションは、ブレーキングや荷物の多寡、ソロかタンデムかといった状況の違いによるマシンの挙動変化を極めて合理的に抑えることに成功している。

かつては、スタートダッシュ時にリアがホップアップするシャフトドライブ特有のクセが見られたが、現行モデルは、それもほとんど払拭されている。

キャンプツーリングなどで荷物をたくさん積載した場合、あるいはタンデムのとき、普通のテレスコピックサスペンションでは、空荷のときに比べて、ブレーキング時のノーズダイブが大きく、体が前につんのめるような格好になる。R1150Rでは、それがほとんどないために、体を意識して支えることもなく、他の操作系に集中することができる。それは、大きな安全マージンを生み出していると同時に、ライダーの疲労軽減にも大きく貢献している。

前モデルのR1100Rでは、ミッションケースがスイングアームピボットを兼用した構成だったが、R1150Rでは、R1150GSと同様にサブフレームを介してスイングアームがマウントされている。これにより、剛性も格段にアップしている。

リアサスペンションのダンピングは、シチュエーションに合わせて手軽に調整できるダイヤル式。これは、BMWの他のモデルとも共通だ。

ロードスターは、乗れば乗るほど、その良さが湧き出してくるようなマシンだ。

リアシートの下はツールボックス。コンパクトな雨具ならここに収納できる 定評のツールは、ドイツ製で精度が高い。パンク修理キットも同梱
page/ 1 2 3 4
SUPER MAPPLE DIGITAL
旅先での記録もこれで完璧!
モバイル機能がさらに進化・充実!
詳細はこちら[→]
 
Copyright(c)2001 Shobunsha Publications, Inc. TOURING WAVE. All rights reserved.