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■国の概要
イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、アルバニアと国境を接し、アドリア海に面していて、内陸部の山岳地帯、湖や渓谷、中世からの旧市街、ビーチリゾートなど多様な自然や文化を擁する国々で、スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ユーゴスラビア(新ユーゴスラビア連邦)、マケドニアの5つに分かれている。民族、宗教もいろいろで、1990〜1995年の戦争はまだ記憶に新しい。
現在もまだ問題は多く、特にユーゴスラビアのセルビア共和国はNATOの空爆を受け、多数の難民が流出する結果となったし、南部のモンテネグロ共和国、マケドニアに近いコソボ自治州を中心に不安定な状況が続いている。
5ヶ国の中で比較的先進国に近く、観光的魅力も多く治安も比較的よくて、旅しやすいのがスロヴェニア、クロアチア。特にアドリア海に面しているクロアチアはツーリストも多く、今後、経済的にも発展しそう。
ボスニア・ヘルツェゴビナは戦争の激戦地だったのでかなり痛手を受けたが、旅がしにくいわけではなく、「ヨーロッパのエルサレム」の形容どおり興味深いところ。ユーゴスラビア、マケドニアはロシア語同様のキリル文字を使っていたり、共産主義的な面も残っていて、他とはやや違う印象。観光的にもいまひとつ
。
■出入国
各国ともにビザ、カルネは不要。スロヴェニアでは出入国のスタンプを押さないのに、グリーンカードのチェックがあり、なければ独自の保険に入らされる。15日間有効で19ユーロ。クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナは簡単なパスポートチェックだけで、バイクの通関はしなかった。ユーゴスラビアはやや面倒で、パスポートチェックのほか、バイクの書類もチェックされ、やはり独自の保険に加入させられる。1ヶ月有効で50ユーロ。さらに外貨申告、所持品(カメラなど)申告もしたが、出国時にはこれらのチェックは何もなし。
※ユーゴスラビアは南部のモンテネグロ地区から入国してセルビア側から出国すると、何かと面倒らしい。(モンテネグロも独立しそうな気配あり)。
■通貨・物価
(スロヴェニア) 通貨はトラール。1ユーロ=223TL。イタリア、オーストリアに接しているためか、ユーロもそのまま使える。
(クロアチア) 通貨はクナ。1ユーロ=7.2クナ。ユーロ払いは強要されない。ワイン1リットル11クナ、ビール0.5リットル5〜7クナ、牛乳1リットル6クナ、パスタ0.5リットル4.5クナ、バス1回7クナ、日本までのハガキ5クナなど。
※写真:クロアチアの通貨、クナ。1ユーロ=7.2クナ。闇両替はなし。(クロアチア)
(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 単位はマルクだが、みんな「ドイツマルク」と呼んでいる。旧ドイツマルクとの固定相場制で、$1=2マルク。1ユーロ=1.9マルク。
※写真: ボスニア・ヘルツェゴビナのお金、マルク。みんな「ドイツ・マルク」と呼んでいる。ドイツマルクと連動した固定相場制だったが、対ユーロでは微妙。(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
(ユーゴスラビア) 単位はディナール。1ユーロ=約60ディナール。でもみんなドルやユーロなど外貨が好きで、外国人だとユーロ払いを要求される。
※写真: ユーゴスラビアのお金。1ユーロ=60ディナール。でもみんな外貨が大好きでユーロ払いのほうが喜ばれる(ユーゴスラビア)
■治安
クロアチアやスロヴェニアは観光に力を入れているためか、治安はかなりいい。ボスニア・ヘルツェゴビナやユーゴスラビアでは難民なのかジプシーなのかわからないが、子供が寄ってきてお金をねだってくる。難民も多くて経済も復興途上なので、夜間走行などは避けよう。野宿も地雷が埋まってる可能性もあるので、リスクは大きい(ボスニア・ヘルツェゴビナではTVコマーシャルで地雷の危険を訴えている)。
■食べ物
クロアチアではピザやハンバーガーなど、イタリア風の軽食も食べられる。どこも西欧風でクロアチア料理はあるのか? 海に面しているので魚介類も食べるようだ。ボスニア・ヘルツェゴビナではトルコ系住民が多いせいか、食べ物もトルコ風。キョフテ(ハンバーグ風の肉団子)、ピテという挽き肉入りのパイが人気。
※写真:挽肉をパイ生地で包んだピテ。3本で115円。ビールによく合う。
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