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2002/08/29 戸来村
内田一成

大石神ピラミッドの由来...ちょっと読みにくいかな
世間は狭いというか、灯台下暗しと言おうか、まさか、先週ぼくが書いた戸来村が日曜コラム担当の菅生さんが縁の深いところだとは露知らなかった。何を隠そう、戸来村はもう20年以上も昔からとても気になって、いつか行ってみたいと思っていた場所だったのだ。

菅生さんが紹介されたように、そこにはキリストの墓、弟のイスキリの墓とされるものがあり、巨石が累々としたピラミッドがある。さらに、戸来村と十和田湖との間にある迷ヶ平は「エデンの園」ではないかと言われ、その隅に聳える十和利山は、これまた人造のピラミッドではないかと言われている。

そもそも戸来村が注目されたのは、日本三大奇書の一つ「竹内文書」に記された、キリスト渡来の記述がぴったり当てはまる土地であったこと、そして、「太古日本のピラミッド」というこれまた物議を醸した本の著者、酒井勝軍(かつとき)が村外れにあった巨石遺構を「大石神ピラミッド」として紹介したのが発端だった。

竹内文書は、富山にあった皇祖皇太神宮の神主であった竹内家に古来から伝えられてきて門外不出であったが、それを昭和11年に当時の神主だった竹内巨麿が公開した。そこには、天地開闢の歴史に始まって、ムー大陸やアトランティス大陸を連想させるような記述があり、さらにキリストだけでなく、モーゼや釈迦までが日本に訪れていると記されていたという。

竹内巨麿がそれを公開した当時、皇祖皇太神宮は何故か富山を離れ、太平洋岸の茨城県磯原町(現北茨城市)に移された。竹内文書を公開したことで竹内巨麿は不敬罪に問われ、投獄されたが、そのことと関係があるかもしれない。面白いのは、この当時、ぼくの母方の祖父母が磯原町に住んでいたことだ。菅生さんのように、「生涯他言無用」といった秘密の話は聞かなかったが、そこには何か不思議な縁を感じる。

酒井勝軍は明治時代にアメリカへ渡って牧師となって帰国し、さらに神道に改宗。昭和初年に陸軍情報部嘱託としてエジプトにピラミッドの調査に赴いたという異色の人。帰国して日本にも古代ピラミッドがあると確信して調査を始めたのは、エジプトで古代エジプトから営々と受け継がれてきた秘儀参入のイニシエーションを受けたのがきっかけではないかなどと噂された。日本のインディ・ジョーンズともいえる、その、酒井勝軍があの万澤安央さんのお祖父さんとは...また、輪をかけてびっくりしてしまった。

長野県の松代には「皆神山」という、やはり酒井勝軍が古代ピラミッドの一つとして紹介した山があるが、ここには太平洋戦争末期に、地下に巨大防空壕を掘って大本営が移転する計画があった。それももしかしたら、陸軍と関係の深かった酒井勝軍の建言によったのかもしれない。

ちなみに、今度は、富山にある「モーゼの墓」を訪ねようと思っている。その前に、菅生さんと、酒を酌み交わさなければいかんなぁ...。「旨い酒を用意しておきますから、ぜひ一献とまいりましょう、菅生さん」(^_-)
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