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2002/12/05 大地に描かれた「五芒星」
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内田一成
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近畿に浮かび上がる「五芒星」
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■ 陰陽道で魔よけの護符として使われるシンボルに「五芒星」がある。正五角形の五つの頂点に内接する星が五芒星。日本では、安倍晴明が「セーマン」として使ったのが最初だという節もあるが、じつは、もっとずっと古くから使われていた。
■ 五芒星は陰陽道では、陰陽五行の「相生」と「相克」を同時に表している。外側の五角形を形成するそれぞれの頂点が、木、火、土、金、水に対応し、五角形の辺で結ばれた隣の頂点は、互いに生かしあう「相生」の関係にある。そしてその内部に描かれた五芒星を見ると、一つの頂点から一筆書きしたときに、次に来る頂点は、前者が後者に「克つ」関係にあり、五芒星を描く循環の中で、常に克ち続けることを表している。つまり、五芒星は、終わることのない無限の循環、永遠の生命、永遠の繁栄を表している。
■ これを玄関に置けば、「魔」が入り込もうとしても、その中に捕らえられて、永遠に外に出られない。街の入り口に置いても同じ。そんなふうに伝えられている。西洋では、同じシンボルを「ペンタグラム」と呼んでいる。
■ そんな五芒星が、じつは近畿地方に隠されている。それも、とびきり巨大な五芒星だ。琵琶湖の東にある伊吹山、大江の元伊勢、淡路島の伊弉諾神社、伊勢、熊野本宮の五つの「聖地」を結ぶと、そこに一辺約110kmの正五角形が現れ、その内側に一辺約180kmの五芒星が浮かび上がるのだ。
■ 五つの聖地は、それぞれに関連性が深い場所だ。また、図を見てもらうとわかるが、熊野本宮からまっすぐ北に向かってラインを引くと、そこには、明日香京、平城京、平安京が並んでいる。しかも平城京は五芒星の中心にあって、明日香京は下の二辺の交点であり、平安京は上の二辺の交点に当たっている。もう一つびっくりするのは、平城京では、富士山と出雲大社から伊弉諾神社と伊勢を結んだラインも交差して、まさに名だたる聖地の中心に配置されていること。
■ いったい、いつ、誰が、こんな大掛かりな仕掛けを施したのか?
■ 先々週のコラムで中国ツーリングの話を書いたが、大陸のダイナミックな風景の中を走ることと同時に、こうした技術というか思想の源とみなされている崑崙を訪ねることも、大きな楽しみの一つだ。
■ 風水や陰陽道のルーツである中国では、チベットとタクラマカン砂漠の間に横たわる崑崙山脈が地球を取り巻く「気」が流れ出している場所だとされる。そこで産出される「玉」(翡翠)が、至宝とされたのは、それが地球の力の塊だと考えられたからだ。
■ 狭い国土の日本にさえ、近畿の五芒星のような壮大な仕掛けがあるのだから、大陸ともなれば、しかも風水のルーツである中国ともなれば、もっとはるかに壮大で面白い仕掛けが発見できるだろう。そして、そんな中に身を置いてみることで、昔の人たちが、大地から感じ取っていた「力」を自分も感じ取れるに違いない。
■ 視点を変えて、世の中を見渡してみると、まだまだ「不思議」や面白いことがあふれている。それに直に触れることのできるオートバイは、最高のレイラインハンティングツールだ。
―レイラインハンティング―
http://www.ley-line.net/index.html
―GPSについては―
OBT-SELECT
http://www.ley-line.net/obtselect/index.html

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これは、五芒星の一部、京都周辺をアップしたもの。細部にも、様々な「仕掛け」が隠されている
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