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2003/03/20 旅をしよう!
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内田一成
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■ イラク戦争の開戦が秒読みとなり、北朝鮮も怪しい動きを見せている。いろいろな人がいろいろな場面で反戦を唱えているけれど、それも空しい遠吠えでしかない。
■ 政府や国連といっても所詮は、何らかの利益代表にすぎないわけで、最終的には自分たちの利益に従って、他の人たちが犠牲を蒙ることなど厭わない。というか、他の人の利益をなんとか奪い取って、自分たちの利益を上げることだけが行動原理なわけだ。そんなものを相手にいくら平和を叫んでみたところで、平和が自分たちの目先の利益に繋がらない以上、顧みられることなどない。
■ 今の世界を見渡してつくづく感じるのは、「指導者」といわれるような連中が、若いときに刺激的な旅をしたことがまったくないんじゃないかということだ。一度でも、普段自分が暮らしている世界と異なる文化の世界に飛び込んで、世の中にはいろいろな価値観があることを知れば、自分たちの価値観を人に押し付けることがどれだけ馬鹿げたことかわかっているはずだ。そして、世界には、いろいろな文化や風俗があって、それぞれに心に響く何かを秘めていることを感じられれば、もっと広く、たくさんの世界を見てみたいと、好奇心を掻き立てられずにいられない。
■ そして、何より、どんな世界でも、普通に暮らしている自分と同じ庶民こそ主役であって、それぞれの民族としての価値観に違いはあっても、同じ人間として心を通わせることができるということを、旅は教えてくれる。言葉なんか通じなくても、互いに相手を知りたいという好奇心があれば、親友になることも容易い。
■ オートバイに跨って、見知らぬ土地へ行ってみるだけで、世界は広いし、多様なことがすぐにわかる。そして、アメリカが押し売りする「自由」一色に塗りつぶされた世界などより、変化に富んだ世界のほうが楽しいし、それが正常なこともわかるはず。
■ もちろん、フセインやら金正日やらの暴君を肯定するつもりはない。そんな圧政下にある世界でも、庶民はしっかり自分たちの文化を守って生きている。そんなことがわかるのも、旅をして、人と触れ合えばこそ。
■ 旅をしよう! 好奇心を持って。
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