ツーリングマップル
2003/05/22 「土地」に呼ばれて
内田一成

富士見高原(中部北陸63E1)
このところ、東京は梅雨のはしりのようなぐずついた天気が続いていたが、昨日今日と久しぶりに太陽が出て、初夏の風が爽快だ。ぼくの1150GSは、パニアケースに加え、純正のタンクバックを前ツーリングマップル編集の桑原氏から譲ってもらい、ツーリング体制も完璧。風に誘われて、思わず出かけたくなってしまう。

ところで、ぼくがライフワークにしている聖地を繋ぐ不思議な旅「レイラインハンティング」のトークライブを2月に行ったが、その第二弾を来月に予定している。また、サイトのほうでは、レイラインハンティングの旅で出会った印象的な風景を集めたギャラリーをオープンしたが、これをプリントした写真展も準備している。

そんなわけで、このところ撮り溜めたままで雑然としていた写真を整理していたのだが、懐かしい心に残る風景を見直してみると、自分では何気なく気の向くままに旅をしているのだが、じつは、その風景に出会わすために、「土地」が自分を呼んでいたのではないかと思わされた。

ツーリングマップルの取材でもそうだが、取材目標をあらかじめきっちりと決めていてそれをこなしているときは、後々まで印象に残る風景に出会うことはあまりない。ところが、とくべつ目的地も決めず、気ままに田舎道を流しているようなときに路傍の景色に目を奪われたり、道に迷って辿り着いた先で、息をのむような景色に出くわすことが多い。そして、そんな何気なく出会った光景のほうが、はっきりとした土地の記憶として刻まれている。

あらためて写真を見直すと、その瞬間の風景とともに、風のあたる感触や音、匂いまで鮮明に蘇ってくる。それは、その土地がぼくの感覚に訴えてきた言葉なんだと思う。

また、土地に呼ばれる旅をしよう....。


―レイラインハンティングギャラリー―
 http://www.ley-line.net/


岩手山遠望(東北98E1) 能登千里浜(中部北陸95C6)

香取神宮浜鳥居(関東41J1)
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