ツーリングマップル
2003/09/11 信越オフロード情報
内田一成
今年のツーリングマップルの取材もあらかた済んで、今、その結果をまとめている。今年は、オフロード情報とキャンプ場情報の取材に重点を置いていることを前に書いたけれど、前半の愛知・静岡方面の取材では、台風と長雨の影響で、オフロードばかりか幹線国道まで崩壊個所があるありさまで、後半の信越方面の取材がどうなることやらと心配していた。

愛知・静岡方面の悲惨な状況に比べて、信越方面は異常気象の影響はさほどではなかったようで、ほとんど予定通りの行程をこなすことができた。このところ、オンロードばかりが多かったので、KTM640ADVに最小限の荷物を積んでオフロードを疾走するのは、最高に気持ち良かった。今回走って面白かった林道をいくつか紹介してみよう。

まずは、ビーナスラインを北に抜けて県道62の武石峠から始まる蝶ヶ原林道(中部P80J3)。武石峠から県道464を通行止めのゲートのあるところまで行くと左側に伸びている林道で、三才山トンネルの上を通っていく。ところどころで雄大な展望が開けて、道もフラットで走りやすい。

それから、長野県の北部、八坂村から美麻村にかけて(中部P88上部)。ここは林道の宝庫で、GPSを頼りに、闇雲に走り回った。展望のいい尾根筋を行くフラットな林道もあれば、ときおりガレ場も現れるシングルトラックもある。仕上げの鷹狩山からの北アルプスの眺めが最高だ(2003年版の口絵P3の5の写真)。

長野市から菅平にかけて(中部P89)は、二本の林道を繋いで、30kmあまりのダートを駆け抜けた。松代から保基谷岳を通り地蔵峠へ。そのまま県道35を南下して、県道158へ入り、半田入谷川に沿って東へ向かい、菅の沢林道を菅平へ。前者は松代から稜線に出るまでが藪が酷くて、道もかなりガレているけれど稜線に出ると、フラットでハイペースで走れる。後者は、前半3kmあまりは伐採木の搬出のトラックが行き来するのでフラットだけど、後半になると荒れ放題で、とてもスリリングだ。

そして、長いツーリングの最後の仕上げに、信越をぐるっと回ってきてから、南アルプス林道を分けて入笠山に伸びる黒河内林道(中部P62L)を走った。15kmあまりのフラットダートは、ビッグシングルの本格的エンデューロバイクには、まさに天国。あまりに快適に飛ばせるので、この距離を20分もあれば走破できてしまうのが物足りないが...。もっとも、入笠山から麓へ降りるのに、MTBのパーマネントコースにもなっている丸金林道を下ったのだけれど、こちらは、ほとんどトライアルコース並みの傾斜とガレとタイトターンの連続で、150kgを越えるバイクに荷物を満載している身には、難行苦行で、8kmを1時間もかかってしまった(笑)。

それにしても、久しぶりに本格的な林道ツーリングを楽しんで、またぞろ、本格的なエンデューロバイクが欲しくなってしまった。

細かい林道情報と、とっておきのキャンプ場情報は、2004年版のツーリングマップルに掲載予定なので、お楽しみに!

そうそう、ひとつだけ補足。2003年版中部北陸のP80I6からJ6で、鉢伏山から県道67の扉温泉へ抜ける道が記されているけれど、これは登山道で、オートバイは通り抜けできないのでご注意を。県道67へショートカットする場合は、高ボッチ山荘前から崖の湯方面へ下り、牛伏渓流に沿って宮入山を巻いて抜ける舗装路がお勧め。

 
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