日本最西端(長崎県・神崎鼻)から日本最東端(北海道・納沙布岬)まで徒歩で旅をしている人がいます。
■ 鰐渕渉さん(30歳)がその人。21歳の時に大学を休学してバイク世界一周。帰国するとすぐに50ccで日本一周。その後、大阪で繊維関係の会社員をやっていましたが、30歳の節目に会社を退職しての挑戦です。
■ とにかく情熱のある人で、バックオフ誌でたびたび林道の調査をお願いしているのですが、毎回誌面に載せきれないぐらい情報を集めてくるので、「この半分の情報量でいいですよ」と言っても、次回またギッシリと情報を集めてきます。
■ 世界&日本のバイク旅のすばらしい体験を話し、友人たちを長い旅に出るように勧めていた鰐渕さんですが、友人たちがそれぞれ実際に大きな旅に出て行くと、今度は自分の旅の虫がまた騒ぎ出したとか。
■ 徒歩旅に出発して75日目、先週、東京世田谷の路上で鰐渕さんをキャッチし、しばし話しをしました。
■ 出発後、体重が10kg落ちたそうで、精悍な顔つきでした。そして背負っているザックは25〜30kgという重さ。これをその場で背負ってみただけで、この旅のハードさがわかりました。一日30〜40km歩くそうです。
■ 歩きでしか見えないものが見える、人間の優しさ・自然現象などシンプルなものに心うたれるなど、長距離を歩いた人にしか感じられない経験を聞くことができました。
■ 近くのラーメン屋さんで一緒に食事をしたのですが、そこの店員さんも「それは、すごいや。これ持っていきな」なんて食べ物を鰐渕さんに渡していました。こんな人間の暖かさに触れられる旅をおくっているなんて、ちょっとうらやましいですね。
■ 無事この旅を終えた暁には、「バイクで世話になった人たちを巡り、お礼をしたい」とも言っていた鰐渕さん。今は東京をたち、国道4号を北上中です。
■ これから真冬の東北、そして北海道が待っています。季節的に敢えて厳しいスケジュールを選んだという鰐渕さん。2004年1月末〜2月初めにゴール予定の厳寒の納沙布岬を彼が感じるものはいったい何でしょうか。
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