ツーリングマップル


2001/05/14の日記 曇り 40番観自在寺(愛媛県南宇和郡御荘町)→須ノ川公園(愛媛県南宇和郡内海村)
今日のポコ 今日の一枚


「ねえちゃん、飲酒歩行はダメだよ」昼間お酒を飲んで酔っ払いながら歩いたねえちゃんが転んだから、ポコ、傷をなめてあげたよ 「サポートライダー藤原くん」屋久島から大阪へ戻るKLRの藤原くんがたくさん「お接待」をしてくれた。

遍路さんの「お接待」
 観自在寺で朝食を食べ終えた頃、以前に会った台車で8回も回っているおじさんがやってきた。私たちに文旦をくれて、さらに「お米、あげようか?」と言う。そんなに貧しく見えたのだろうか? でもこちらが文旦のお礼にツナ缶を渡そうとすると「同じ遍路にお接待してはダメだよ」と言われる。そういうおじさんはあと残り500円しかなく、今日はここの寺で托鉢をするんだとか。究極の遍路修行は托鉢しながら回ることだそうだが、そこまでやっている人は少ない。私たちはポコにやらせているくらいで(ポコを寺で休ませているときに、ポコの前にお皿と「ポコです。がんばって歩いてます。応援してください」という紙を置いておく)、自分たちではそんな勇気はない。

サポートライダー、藤原くんがやってきた!
 今日は曇っているので涼しいから歩きやすいのだけど、なんだか気が抜けたように足が前に進まない。旅も後半になったので、中だるみだろうか? そんなとき、屋久島から九州経由で四国に着いた、と大阪のライダー、藤原君から電話が入る。彼は昨年秋に仕事を辞めて以来、気ままなプータロー生活をしていて、失業保険をもらいながら日本各地を自由にツーリングしている。最近、こんな人が多いなあ。いいのか、働き盛りの30代が!(自分たちもそうだけど失業保険はもらってないぞ) 八幡浜から下ってくるというので、食料とお酒をお願いしておいたし、ちょうど国道横に「須ノ川公園キャンプ場」があり、ここがなかなかいいところだったので、少し早いが今日は先へ行かずに泊まることにした。1人300円かかるけれど、芝生のフリーサイトで木陰も多く、大きな東屋もあり、広いキャンプ場に他に人はいなかったんのでポコも放してあげた。テントを張り終えた頃に藤原君が登場、お弁当とビール、ワインなどをたくさん持ってきてくれた。ありがと!

本物のお坊さんと一夜を共にした
 今夜、松山発大阪行のフェリーに乗る、という藤原君&KLRを見送ったあと、公園の駐車場に、お坊さんの格好をした若い歩き遍路の人がやってきた。今日は遍路の人とはまだ誰とも会ってなかったし、ほろ酔いのいい気分だったので声を掛けてみると、なんと本物のお坊さん。比叡山延暦寺の人で、今は大阪の四天王寺に居るという。「お酒がいっぱいある」という私の誘いについ乗ってしまってキャンプ場に一緒に泊まることになった彼は、もとアジアの旅人。やっぱり。なんとなく、そんな匂いがしたので、つい声を掛けてしまったんだ、きっと。インドにもずいぶん長く居たらしく、同じくインド好きの健ちゃんと話がはずむ。旅を終えてから比叡山のお坊さんの一般募集に応募して4年前から仏に仕える身となったとか。「お寺も企業なんですよ」、と言っていたが、お寺の息子ではなく旅人出身だけに、何かやってくれそうな気配がする。
 その彼、オオスミさんは野宿もするというのにシュラフもなく、いつもポンチョをかぶってごろ寝をするだけなので、荷物が少ない。とはいえ、1日50kmくらいのペースで歩いていて、1番からここまで15日。一方、私たちは1ケ月もかかっている。まあ、いいか。ゆっくり行きましょう。

<メモ>
●コース:40番観自在寺(愛媛県南宇和郡御荘町)→須ノ川公園(愛媛県南宇和郡内海村)
●歩行距離:15km
●今日の札所:40番観自在寺(愛媛県南宇和郡御荘町)→本堂が新しい。夢殿のような八角のお堂がある。
●宿泊地:須ノ川公園キャンプ場A(N33°02'13'' E132°29'22'')→管理棟、売店、炊事場、トイレ、水シャワー、大きな東屋あり。国道脇だが広くて木陰も多く、芝生サイト。かなりおススメ。1人300円。


「本物のお坊さんと一緒に野宿」歩いて旅する比叡山のお坊さん、オオスミさんと酒盛り中

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