ツーリングマップル



2001/05/23 第30日目 曇一時晴 「岩船→佐渡島」85キロ
 朝のテレビで天気予報を見ると、全国的に雨。その中にあって、このあたりはまあまあの天気なのが嬉しい。雲は多いが薄日がさしている。

 8時、朝食。キスとクロガレイの焼き魚が出た。民宿「岩船荘」のご主人は釣り師。朝から釣り糸の準備に余念がない。岩船港前にある「岩船荘」は1泊2食4500円と安かった。ここでは自転車で日本縦断中の三浦清さんに会う。九州の佐多岬を出発し、北海道の宗谷岬を目指している。チャリダーのみなさんも、ライダー同様、『ツーリングマップル』を使っているという。

 10時30分発の粟島汽船の「フェリーあわしま」(626トン)で粟島へ。残念ながらバイクは乗せてもらえない。人のみで2等1830円。粟島までは90分の船旅だ。岩船港を出ると残雪の朝日連峰の山々がよく見える。12時、粟島に到着。粟島浦村役場のある内浦港だ。

 港から徒歩2,3分の漁火温泉「おと姫の湯」(入浴料500円)に入る。男女別の湯。髪の長い女の子が入っていて、あわてて出たが、「男湯」なのを確認してもう一度入ると、お父さんと一緒に入っている小学生前ぐらいの女の子だった。塩分の強い湯。湯につかりながら日本海越しに越後の山々を眺める。ここには休憩室もある。

 湯から上がると、フェリーターミナルの2回にあるレストラン「憩」で粟島の名物料理「わっぱ煮」(1200円)を食べる。木の曲物のわっぱの中に、焼け石が2つ入っている。その中にはコゲ目のついた焼き魚のタイ。それとネギなどが入っている。味噌味の汁にしみ出たタイの味がひときわうまい。食事を終えると、内浦の集落内をプラプラ歩いた。バイクなしだと見てまわれるのは内浦だけだ・・・。

 14時30分発の「フェリーあわしま」で岩船港へ。甲板で大の字になって昼寝した。潮風に吹かれながらの昼寝は気分がいい。夢を見た。自分が鳥になってオレンジ色の空を飛んでいく夢だ。夢からさめたとき、「そうだよな、人間、自由でなきゃあ!いつまでも飛びつづけなくては!!」と、妙に納得。

 16時、岩船港着。すぐ近くの瀬波温泉へ。海辺の高台に立つと、粟島がはっきりと見える。「自分はつい、いましがたまで、あの島にいた!」。瀬波温泉では日帰り入浴の「龍泉」(入浴料800円)に入る。ここの大露天風呂はすごい。源泉が98度と高温の湯がふんだんに湧き出る湯元ならではのものだ。瀬波温泉には今年の冬、女房とやってきた。そのときはすごい大雪で、鉛色の日本海は大荒れに荒れていた。季節が変わり、瀬波温泉はまったく違う顔をしている。

 瀬波温泉をあとにし、R345で新潟へ。もう一度、岩船を通り、R113に合流。日本海の松林の中を走り抜けていくルート。阿賀野川の河口にかかる松浜橋を渡って新潟の中心街に入っていく。

 信濃川河口の佐渡汽船のターミナルビルへ。最終フェリー、21時40分発までにはまだ時間があるので、ターミナルビル8階の展望レストラン「シェルブルー」で夕食にした。ずっと魚を食べつづけてきたので、無性に肉が食べたくなり、ステーキとハンバーグの「ミックスグリル」(1200円)を新潟の夜景を見ながら食べた。何かものすごく久しぶりの肉のような気がする。

 21時40分発の「おけさ丸」(1万2419トン)は24時に佐渡両津港着。両津に近い椎崎温泉の「ホテルニュー桂」に泊まった。
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