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縄文時代の服装にはハレ着や多様なアクセサリーも!縄文人の加工技術が作り出す服装と装身具

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月12日

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縄文時代の服装にはハレ着や多様なアクセサリーも!縄文人の加工技術が作り出す服装と装身具

麻の繊維で編んだ服をまとい、ハレ着も存在した縄文人たちの装い。布織技術を生み出したのは縄文人たちで、着る服を自分で作っていました。また、男女とも優れた意匠のアクセサリーを身に着けていたようです。

縄文時代の服装:縄文人のファッション

縄文時代の人々はどのような衣服を着ていたのでしょうか?遺跡から発見された布の断片からアカソやカラムシなど麻の繊維を1㎜程度の太さに撚よって編んだ衣服を着用していたと考えられます。
その形は頭からすっぽりかぶるチュニックのような貫頭衣(かんとうい)が基本で、体に巻き付ける巻き衣型の衣服も着用したかもしれません。冬はこれらの上に防寒着としてイノシシ、シカといった動物の毛皮や、サケの皮をまとい、サケの皮で作った靴を履いていたようです。

布で製作された服については文様はあまり描かれていませんでした。男女とも髪を伸ばして結い上げ、骨製の笄(こうがい)などで留めていたました。はだしで過ごすことも多かったが、サケのほか動物の皮で作られた靴も用いられました。

縄文時代の服装にも勝負服があった!

また、縄文時代の土偶から、すでに普段着とは別にハレ着が存在していたことも指摘されています。土偶には渦文状や山形文状の模様が描かれていますが、縄文人も祭祀など特別な日にはこうした文様が縫い込まれたハレ着を着ていたと考えられているのです。

同様に土偶から縄文人の髪形も再現されています。男女ともに髪を長く伸ばし、特に女性においては、お団子状や三つ編み状など様々な形で束ねて結い上げた複雑な髪形があったようです。また、同じく土偶から、時には装飾用の櫛を挿したことがわかっています。
さらにハレの日には鉄や水銀から作った赤い顔料で顔に文様を描くなど、化粧を施す習慣もあったようです。

縄文時代の服装、ハレ着の装い

縄文時代の服装、ハレ着の装い

発見された布の断片から、縄文人たちはアカソやカラムシの繊維で編んだ貫頭衣を着用していたと考えられています。また衣服にはハレの日に用いられるものがあり、まとう女性も特別な化粧をするなどして着飾っていました。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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