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宮城の遺跡は当時の豊かさを伝える!旧石器や縄文時代の暮らしぶりとは

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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宮城の遺跡は当時の豊かさを伝える!旧石器や縄文時代の暮らしぶりとは

風光明媚な松島には、約6000年前から縄文人が暮らしていたといわれています。
太平洋の魚、木の実や山菜。豊かな食物に恵まれて、人間の営みが続けられてきました。

宮城の遺跡:後期旧石器時代

宮城県内には約2万年前の新人類(ホモ・サピエンス)の足跡が残されています。

仙台市富沢(とみざわ)にある「地底の森ミュージアム」。 その地下には、発掘当時の遺構がそのまま保存されており、当時の樹木や暮らしなどを見てとれます。約2万年前といえば後期旧石器時代。

ところが不思議なことに県内では、より古い前期旧石器時代の遺跡が見つかっていません。

宮城の遺跡は捏造が発覚した過去がある

かつて、「神の手」と呼ばれた宮城県出身の研究者が、次々と前期旧石器時代の石器を発見しました。のちに、そのほとんどが捏造とわかり、上を下への大騒ぎ。一時は前期旧石器時代と特定された遺跡も、年代は白紙に戻されました。

突然に後期旧石器時代が出現するとは思われないので、ホモ・サピエンスはその前から宮城県域でも暮らしていたのでしょうが、捏造事件の後遺症は大きく、前期旧石器時代の遺構を再認定するには至っていません。

地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)

住所
宮城県仙台市太白区長町南4丁目3-1
交通
地下鉄長町南駅から徒歩5分
料金
大人460円、高校生230円、小・中学生110円(仙台市縄文の森広場との共通入場券は大人490円、高校生280円、小・中学生150円、障がい者手帳持参で障がい者と介護者1名無料(障がい等級1~2級のみ))
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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