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小林一三ってどんな人?何もなかった宝塚に劇場・温泉をつくった阪急電鉄の創業者 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月20日

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小林一三ってどんな人?何もなかった宝塚に劇場・温泉をつくった阪急電鉄の創業者

観光名所と市街地を結ぶ鉄道は数多くありますが、逆に鉄道沿線に観光名所と住宅地をつくったのが阪急電鉄です。画期的なビジネスモデルはいかに生まれたのでしょうか。

小林一三が一変させた宝塚の風景

江戸時代までは、現在の宝塚市街の中心地よりも、東にある小浜のほうが栄えていました。京伏見街道、西宮街道、有馬街道が交差する宿場町があったからです。

1887年に宝塚温泉が開業するまで、現在の宝塚大劇場の一帯は目立たない田園地帯でした。この風景を一変させたのが、阪急電鉄を創業した小林一三(いちぞう)です

阪急電鉄は、1910年に開業した箕面有馬電気軌道(みのおありまでんききどう)を前身とします。当初は有馬温泉までの敷設を計画していましたが、不況のため宝塚から先は工事ができませんでした。そこで小林一三は宝塚に客を集めるため、武庫川の左岸に「宝塚新温泉」を建設します。大浴場や室内プール、洋食レストランなどを併設したモダンな娯楽施設です。

手塚治虫記念館もある宝塚

漫画家の手塚治虫は、少年期の1933年から19年間を宝塚で過ごし、宝塚駅の北にある千吉稲荷(せんきちいなり)神社の境内で昆虫採集に興じたといいます。市内の武庫川町には、手塚治虫記念館があり、『鉄腕アトム』『火の鳥』などの原画や関連の品々を展示しています。

手塚治虫記念館もある宝塚

宝塚市立手塚治虫記念館

住所
兵庫県宝塚市武庫川町7-65
交通
阪急今津線宝塚南口駅から徒歩5分
料金
大人700円、中・高校生300円、小人100円(10名以上の団体は大人560円、中・高校生240円、小人80円、市内在住の60歳以上は身分証持参で無料、障がい者手帳持参で無料)
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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