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福岡城に天守閣は存在するのか?~福岡城の真の姿とは~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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福岡城に天守閣は存在するのか?~福岡城の真の姿とは~

黒田長政が築城した福岡城に残る大きな謎、それが天守の存在です。全国有数の規模を誇る福岡城の在りし日の姿を、数々の手がかりを基に考察してみましょう。

福岡城と天守閣~福岡城の成り立ち~

関ヶ原の戦いののち筑前に封じられ黒田長政(くろだながまさ)は、慶長6(1601)年から新しい城および城下町の建設に取りかかります。
本丸と二ノ丸に御殿を置き、31ヘクタールにも及ぶ広大な三ノ丸には重臣や役方(やくかた)の家臣の屋敷町を整備しました。荒戸山(現在の西公園)下の天然の良港には、海上奉行4人のうち2人を配置、ここを水軍の拠点とする構想があったことがうかがえます。城からは街道が放射状に延び、支城の麓(ふもと)の町やその他の主要な町へと続いていました。こうして完成した城は「福岡城」と名づけられ、こののち福岡城およびその城下は、幕末に至るまで領国の首府として機能し、明治維新後は大都市「福岡」へと発展を遂げるのです。

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