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利根川東遷事業で流路を大きく変えた利根川 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

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利根川東遷事業で流路を大きく変えた利根川

利根川はかつて東京湾へ注いでいました。現在の流路は人工的に変更されたものです。
利根川東遷事業は、江戸幕府による一大プロジェクトでした。

利根川東遷事業で氾濫の多い暴れ川「利根川」を制する

利根川は大水上山(おおみなかみやま)(群馬県利根郡みなかみ町)を水源としています。群馬県内を前橋市、高崎市、伊勢崎市と通過して埼玉県域に入ると本庄市、深谷市、熊谷市、行田市、羽生市、加須市、久喜市と県北部を西から東へと横断し、茨城県と千葉県の県境を流れて千葉県銚子市から太平洋へ注ぎます。総延長は約322㎞と信濃川(しなのがわ)に次いで日本で2番目に長く、流域面積では日本一です。

しかし、かつての利根川は現在とはまったく異なる姿をしていました。羽生市上川俣(かみかわまた)で二股に分かれたのち、南への分流(会(あい)の川(かわ))は埼玉の低地で荒川(現在の元荒川(もとあらかわ)筋)と合流し、東京都東部を流れて東京湾へと注ぎ込んでいたのです。当時の利根川は氾濫することが多く、そのたびに関東平野を水浸しにしました。関東地方(坂東(ばんどう))随一の暴れ川であることから「坂東太郎」の異名をとったほどです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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