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昆虫食と長野~持続可能な農業にも寄与!?~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

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昆虫食と長野~持続可能な農業にも寄与!?~

昨今、国内外で注目され、さまざまなメディアで取り上げられている「昆虫食」。長野県の伝統食・昆虫料理は、国連機関が認める未来のスーパーフードなのです。

昆虫食が現在注目されているのはなぜ?

2013( 平成25)年、国連食糧農業機関(FAO)が、昆虫を食料および飼料として活用することを推奨する報告書を発表しました。以来、多くの国や企業が、昆虫を利用した商品の研究開発に着手しています。

昆虫食推進の背景にあるのは環境問題です。2050年には、開発途上国の食肉消費量が食生活の欧米化によって約50%増え、世界全体では約30%近く増加すると考えられています。

昆虫食と肉食の生産コストとCO2排出量差

しかし、食肉生産には大きなコストがかかります。豚肉1㎏を生産するためには、飼料として約5㎏の穀物を必要となります。牛の場合はさらに多く、牛肉1㎏あたり約10㎏の穀物が必要です。また、家畜の排泄物には温室効果ガスが多く含まれており、食肉生産の過程で発生する温室効果ガスは、世界全体の排出量の約18%を占めています。
いっぽう、昆虫は環境への負荷が小さいのです。可食分1㎏分のコオロギを育てるのに必要な穀物は豚の半分以下。CO2の発生量はウシの0.06%、ブタの1%ほどです。しかも、昆虫はタンパク質やミネラルを豊富に含んでおり栄養価が高いため、昆虫は食料としてすぐれているのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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