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岡山県のブドウ栽培は130年以上の歴史を誇る! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

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岡山県のブドウ栽培は130年以上の歴史を誇る!

岡山県が誇る緑の宝石、マスカット・オブ・アレキサンドリア。国家プロジェクトとして持ち込まれたブドウ栽培が、岡山県で花開いた理由とは?

ブドウ栽培の歴史と播州葡萄園の設立

明治維新によって日本政府は、「元武士」という大量の失業者を抱えることとなります。発足間もない明治政府は、欧米諸国との外交交渉や海外事情の視察を目的として、岩倉使節団を派遣。派遣された彼らが着目したのが、ブドウ畑とワイナリーです。ブドウ栽培は元武士の就農対策になるし、育ったブドウをワインにすれば、日本酒醸造に用いる米の温存になります。そのワインを輸出すれば外貨獲得にもつながります。ブドウ栽培およびワイナリー計画は、国家プロジェクトとして始動しました。明治政府はマスカット・オブ・アレキサンドリア(通称、アレキ)など複数品種の苗を取り寄せ、北海道の国営ブドウ園およびワイナリーに導入。続いて兵庫県にも国営ワイナリー「播州葡萄園(ばんしゅうぶどうえん)」を設立しました。

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