フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  北陸 > 石川県 >

「珠洲岬」はなぜパワースポットなのか?~能登半島の最果ての地~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

この記事をシェアしよう!

「珠洲岬」はなぜパワースポットなのか?~能登半島の最果ての地~

2つの海流が交わる場所にある珠洲岬。
パワースポットとして知られますが、珠洲にはほかにもパワーを感じられる場所が多く、源義経にまつわる逸話も残ります。

珠洲岬がパワースポットといわれる理由①:海流の交差“気”がある

能登半島の先端に位置する珠洲岬は、パワースポットとの呼び声が高い場所です。その理由は海流にあるといわれ、南からの暖流(対馬海流)と北からの寒流(リマン海流)の一部がちょうど合流する位置にあるからというものです。

暖流と寒流がぶつかるところは潮目(しおめ)や潮境(しおざかい)などといわれます。南北それぞれからの海流が交差する地形は世界的にも珍しいため、そこには“気”があると考えられているようです。

海流がぶつかるということは、それぞれの海流で育まれた魚が混ざり合うということでもあります。さらに、寒流は特にプランクトンが豊富であるため、この潮目では寒流と暖流両方の魚がこのプランクトンを栄養にして繁殖し、好漁場となります。

豊富な海産物を生み出す海流同士の境界には、やはり“気”があると考えてしまうのも無理はありません。

珠洲岬付近の海流交差点と北緯38度線

ちなみに、この海流の交差点は北緯38度付近であるといわれます。北緯38度線は植物の境界線ともいわれ、この北緯38度線が中央を横切る佐渡島では、日本の南限と北限の植生が分布します。

北緯38度線は、境界という言葉と関係が深いように思われます。

続きを読む

1 2 3

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  北陸 > 石川県 >