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肥薩おれんじ鉄道の奮闘!人気抜群のおれんじ食堂も走る

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2022年5月19日

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肥薩おれんじ鉄道の奮闘!人気抜群のおれんじ食堂も走る

肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線開業にともない鹿児島本線の一部が第三セクター化。
貨物列車が駆け抜け、レストラン列車「おれんじ食堂」が走ります。

肥薩おれんじ鉄道とは

肥薩おれんじ鉄道は、鹿児島本線の八代〜川内間116.9㎞を結ぶ第三セクター鉄道です。

それまで鹿児島本線の一部でしたが、2004(平成16)年3月の九州新幹線(鹿児島ルート)の開業により、並行在来線となる同区間が経営移管されました。路線名は肥薩おれんじ鉄道線と呼称されます。

肥薩おれんじ鉄道線の鹿児島県域路線図

肥薩おれんじ鉄道線の鹿児島県域路線図

肥薩おれんじ鉄道線は九州新幹線(鹿児島ルート)の開業に合わせて、並行在来線・鹿児島本線の八代〜川内駅間が第三セクター化されました。

鹿児島県内には、新幹線が停車する出水駅と川内駅のほか全14駅あります。

肥薩おれんじ鉄道線は物流の大動脈

全線が鹿児島本線当時のまま交流電化されていますが、自社による旅客列車は気動車で運転。通常はワンマン運転による地域輸送を行っていますが、現在も本線のルートは本州・北九州と鹿児島を結ぶ物流の大動脈であり、貨物列車が多数運転されています。

貨物列車はJR貨物が肥薩おれんじ鉄道線の施設を借用するかたちで運行。門司機関区のED76、EF81形電気機関車が交流電化の設備を利用し、コンテナ車を牽引して走ります。

このように、線路は全国につながっており、他路線からの乗り入れが可能です。クルーズトレインの「ななつ星in九州」が乗り入れたり、寝台特急「はやぶさ」のリバイバルトレインが門司港〜鹿児島中央間で運転されたこともあります。

レストラン列車「おれんじ食堂」

肥薩おれんじ鉄道線では、旅客列車として普通列車に加えて土・休日運転の快速列車を運行してきました(2021年3月に廃止)が、花形は何といっても土・日・一部祝日運転のレストラン列車「おれんじ食堂」です。

2013(平成25)年3月より運行を始めた快速列車で、穏やかな入り江が続く不知火海(八代海)、ダイナミックに波が打ち寄せる東シナ海を眺め、食事をしながらゆったりと乗車できます。

車窓から見える海岸線はじつに美しく、しばし日常を離れた鉄道旅に心身も安らぎます。また、食事なしの「乗車のみプラン」もあります。

おれんじ食堂の楽しみ方

車両は一般車からの改造車で、車内は木の温もりを感じる洗練されたもので、水戸岡鋭治氏がデザインを担当しています。

1号車は23席の「ダイニング・カー」で、談笑しながら食事が楽しめるテーブル席のほか、海側にはカウンター席があり地酒などを味わいながら海岸風景を堪能できます。運転席の横には「子供展望席」があり、前面展望も楽しめます。
2号車は「リビングカー」で、わずか20席のみの配置とあって、ゆったりと時間をすごすことができます。また、鹿児島県、熊本県の民芸品を展示したショーケースがあり、沿線の歴史や伝統にも触れられます。

提供される料理は、沿線の食材をふんだんに使用したものばかりで、生産者と料理人のこだわりが詰まっており、客室乗務員のサービスも質が高いです。
列車によってはピアノ生演奏も行われ、車窓が美しい区間では時速30㎞まで速度を落とす減速運転や、熊本・鹿児島県境の袋〜米ノ津(こめのつ)間の鉄橋上では一旦停止のサービスも行われます。

途中の日奈久(ひなぐ)温泉駅、水俣(みなまた)駅、薩摩高城(さつまたき)駅では「駅マルシェ」が開催され、沿線の特産品や地元グルメを楽しめます。

おれんじ食堂の楽しみ方

2両編成の「おれんじ食堂」。HSOR-100形の改造車で、海をイメージしたシックな青色車体が目を引きます。

おれんじ食堂の人気の秘密

おれんじ食堂は、運転時刻や提供されるメニューを変えて1日4便が運行され、全国に走るレストラン列車のなかでも非常に充実していますが、それもそのはず。専用車両を使用し従来の食堂車にはない供食サービスをする形態は、おれんじ食堂が先がけであり、のちに全国に普及したものです。

おれんじ食堂は、数ある観光列車のなかでも人気は上位で、食事に関しても太鼓判が押されています。魅力あるこの列車に乗車したくて訪れる遠来の観光客も多く、南九州の第三セクター鉄道はとてもホットです。

おれんじ食堂

住所
熊本県八代市新八代駅~川内駅
交通
JR九州新幹線新八代駅からすぐ
料金
飲食付きパッケージプラン=大人6500~21000円/

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Part.1 地図で読み解く鹿児島の大地

・鹿児島を筆頭に九州になぜ火山が多く一直線に並ぶ?
・大正時代に驚くべき大噴火!桜島の形成とメカニズム
・アンモナイトやクビナガリュウなど恐竜時代の化石が獅子島で続々!
・屋久島は巨大な花崗岩の塊を付加体が取り巻いている!
・超巨大火山「喜界カルデラ」に知られざる溶岩ドームが存在!
・薩摩富士・開聞岳や池田湖ほか薩摩半島南東部の火山群の歴史
・テーチ木と奄美の赤黄色土が生む日本を代表する絹織物・大島紬

…などなど鹿児島の自然のポイントを解説。

Part.2 鹿児島を駆け抜ける充実の鉄道網

・明治時代開通の鹿児島線 鹿児島~国分に始まる鉄道史
・新大阪からの直通も走る!九州新幹線鹿児島ルートの全貌
・国内屈指の大幹線として君臨・東京直通も走った鹿児島本線
・日本最長の寝台特急も走った九州東部を縦貫する日豊本線
・「おれんじ食堂」の投入など奮闘する肥薩おれんじ鉄道
・開聞岳ほか薩南の絶景を満喫!JR最南端駅もある指宿枕崎線
・県内唯一の私鉄も今や幻に・鹿児島交通枕崎線&知覧線

…などなど鹿児島の鉄道事情を解説。

Part.3 鹿児島で動いた歴史の瞬間

・鹿児島の古代史総論
・国内最古級の大規模な定住集落跡・上野原遺跡とは?
・政府と薩摩の間に起った軍事的衝突
・日本の南の玄関口・鹿児島に鉄砲やキリスト教が伝来
・九州統一を目指す島津氏VS九州攻めに乗り出した豊臣秀吉
・江戸~薩摩間約1700㎞!最も遠方からの参勤交代
・鹿児島城の築城と薩摩藩独自の外城制度
・薩英戦争が薩摩藩にもたらした近代化と倒幕への方針転換
・戦後アメリカの統治下となった奄美群島が日本復帰

…などなど鹿児島の歴史を徹底解説。

Part.4 鹿児島で育まれた産業や文化

・近代産業の礎を築いた集成館
・日本の金産出量の約9割を占める菱刈鉱山がすごい!
・かつては海軍の航空基地・鹿児島空港開港の歴史
・志布志湾に浮かぶ人工島にある志布志国家石油備蓄基地とは?
・鹿児島臨海工業地帯の造成の変遷をたどる
・ロケット打ち上げ施設は国内唯一・日本で宇宙に一番近い県
・古代より栄えた坊津の港に代わり枕崎が遠洋漁業の拠点に!
・本土が半分がやせたシラス台地なのになぜ全国有数の農業県になれた?

…などなど鹿児島の産業と文化を丁寧に解説。

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