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立山カルデラは崩壊を続ける~観光地の裏にあるもう1つの顔?~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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立山カルデラは崩壊を続ける~観光地の裏にあるもう1つの顔?~

立山には、現在もすさまじい崩壊を続けるカルデラがあります。流出すれば富山平野が埋没するほどの大量の土砂が依然残っているため、大規模な砂防工事が続けられています。

「立山カルデラ」はもう1つの立山

毎年多くの人が訪れる観光地「立山黒部アルペンルート」は、弥陀ヶ原(みだがはら)や室堂(むろどう)など、見どころが多くあります。しかし、その弥陀ヶ原のすぐ南側には今でも崩壊を続ける「立山カルデラ」が広がっており、知られざるもう1つの立山ともいわれています。

立山カルデラの特徴

「カルデラ」とは、スペイン語やポルトガル語で鉄製の深く大きな鍋を意味するカルディーラに由来する言葉。立山カルデラは、東西約6.5㎞、南北約4.5㎞、標高差が500~1700mもあり、まさに巨大な鍋のような窪地です。一般的なカルデラは、大規模な噴火で山体内部から火山灰、軽石、溶岩などが噴出し、マグマが空になった箇所が陥没して形成されるといわれています。しかしそれとは別に、火山体の侵食・崩壊等によって窪地が形成される侵食カルデラがあり、立山カルデラはこのタイプと考えられています。日本でも珍しいカルデラの形態の1つといえるでしょう。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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