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尚巴志はどんな人物だった?~三山時代を制し琉球王国を誕生させた初代王~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

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尚巴志はどんな人物だった?~三山時代を制し琉球王国を誕生させた初代王~

琉球に最初の統一王朝が誕生しました。琉球王国は諸外国と交易を進め、その過程で琉球独自の文化や芸能が育まれていくのでした。

尚巴志は中山王、武寧を攻める

三山時代の沖縄島では、北山、中山、南山の3王国が覇権を争っていました。沖縄島南部の佐敷グスクを拠点としていた尚巴志(しょうはし)は、1406年に中山王である武寧(ぶねい)を攻め滅ぼします。そして、父の尚思紹(しょうししょう)を中山王に即位させると、自らはその後継者としての地位に就くのでした。

尚巴志の強さは港にあった

尚巴志が実力をつけた要因としては、馬天(ばてん)や与那原(よなばる)といった良港に恵まれた点が挙げられます。尚巴志は交易で経済力を高め、日本や明の交易船から鉄を買い求めて農具や武器をつくり、生産力や軍事力を高めました

尚巴志と鉄

尚巴志には鉄に関する伝承が残っています。少年の頃に鍛冶屋に3年がかりでつくらせた愛剣がありましたが、大和商人から求められ、船一杯の鉄塊と交換したといいます。その鉄で農具をつくって農民に分け与えたので、農民たちは尚巴志を敬うようになったとのことです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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