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蔵王高速電鉄とは?蔵王温泉への支線計画実現しなかった山形〜上山の幻の鉄道路線 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月16日

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蔵王高速電鉄とは?蔵王温泉への支線計画実現しなかった山形〜上山の幻の鉄道路線

奥羽本線に併走するように計画されながら実現しなかった蔵王高速電鉄。注文流れの車両が生き残り岡山県、香川県を走りました。波瀾万丈な足跡を追います。

蔵王高速電鉄線の計画の推移と具体案

かつて山形市と上山市を結び、さらに途中駅から蔵王温泉へ至る高速鉄道が計画されていました。蔵王高速電鉄線です

蔵王高速電鉄線が最初に計画されたのは1917(大正6)年頃。1927(昭和2)年には測量も行われましたが、不況で実現しませんでした。しかし終戦、交通の緩和と地方産業の開発のため、再びこの鉄道計画が注目されます。そして1947(昭和22)年2月、庄内交通常務取締役の荒井清蔵を中心とした107名により免許申請が出願されました。計画では、山形市香住町〜南村山郡上山町(現・上山市)間の12.2㎞を第一期起業線の本線、途中の南村山郡堀田村半郷(ほったむらはんごう)(現・山形市蔵王半郷)から分岐し、同村高湯(たかゆ)(現・山形市蔵王温泉)に至る13.2㎞の支線からなり、軌間は1067㎜の電化路線としていました。

停車場は、本線が山形、滝山(たきやま)、飯田、成沢(なりさわ)、半郷、金瓶(かなかめ)(停留場)、中川、上山新丁口(かみのやましんちょうぐち)(停留場)、上山新湯口(停留場)、上ノ山。支線が半郷、南坂、上野(うわの)、棚木(たなぎ)、塩坪(しおつぼ)、高湯でした。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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