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越後縮とはどのような織物?江戸時代に従来品に革新をもたらした織物 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

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越後縮とはどのような織物?江戸時代に従来品に革新をもたらした織物

中世において高級布として認知されていた越後上布は、近世になって「越後縮」として革新的な進化を遂げ、爆発的な人気を博しました。

越後縮が生まれた背景

古代において、麻に似たイラクサ科の多年生植物・苧麻(ちょま)(カラムシ)を原料とした越後の布は、大和への貢納品でもありました。天平時代の美術工芸品を多数収蔵している東大寺正倉院にも越後の布が保存されています。ただ織のレベルはまだそれほど高くなく、越後の特産品といえるものではなかったといいます。その後、室町・戦国期になり、上杉家が越後の布の保護奨励と品質向上につとめたことで、宮中や武士の礼装にも使われる高級品の地位を確立。越後の特産品として認知されるようになりました。そして江戸初期、織物産地間の競争が過熱するなか、越後の布に技術改良を加えて生まれたのが「越後縮(えちごちぢみ)」です。

新潟県では雪国の暮らしの中で、織物文化が育まれてきた。縮、紬(つむぎ)、絣(かすり)など各地で多彩な織物が生産されています。
新潟県HPほか各種資料を元に作成。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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