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野付半島の砂嘴と春国岱の砂州~根室の海岸に広がる絶景~ ホーリ / PIXTA

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

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野付半島の砂嘴と春国岱の砂州~根室の海岸に広がる絶景~

オホーツク海の海流が運ぶ土砂の堆積によってできた野付半島と春国岱。
そのユニークな地形は、多様な野生生物を育む楽園にもなっています。

野付半島の砂嘴はは堆積した砂でできた地形

知床半島と根室半島のあいだで、細長い不思議な形状で突き出ている野付(のつけ)半島(野付崎)。これは、海流によって運ばれてきた砂が堆積してできた、砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。そして、この野付半島こそは、国内最大の砂嘴であり総延長は約28㎞。野付半島の大部分は別海町(べつかいちょう)ですが、付け根の部分は標津町(しべつちょう)となっています。

鉤状砂嘴と呼ばれる枝分かれの多い地形

野付半島を見ると、先端部はカギ爪状にクルンと巻いており、途中にも内側(陸側)へ向かって多数の枝分かれがあります。途中の枝分かれは、過去の先端部の名残で、地形の変化が垣間見えます。このような枝分かれをともなう砂嘴は分岐砂嘴といい、とくに先端部が鋭角に曲がったものは(複合)鉤状砂嘴と呼ばれています。

野付半島拡大図

野付半島拡大図

典型的な分岐砂嘴の発達で知られる野付半島(野付崎)。砂嘴は全長約28㎞、道道950号が走っています。おもに安山岩質の砂礫からなります。先端部は波の屈折によって鉤状となり、そこへまた土砂が堆積して新しい砂嘴ができます。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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