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津軽線の歴史~津軽半島のローカル線が本州~北海道を結ぶ幹線に! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

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津軽線の歴史~津軽半島のローカル線が本州~北海道を結ぶ幹線に!

小さなローカル線が青函トンネルの開業で大幹線に転身。津軽線には寝台特急「北斗星」や特急「白鳥」が走り、現在も貨物列車が本州〜北海道を結んでいます。

【津軽線の歴史】静かなローカル線が青函トンネル開通で基盤ルートに変身

津軽線は、津軽半島を南北に走り青森〜三厩(みんまや)間を結んでいます。静かなローカル線でしたが、青函トンネルの開通で本州と北海道を結ぶ基幹ルートの一部になり性格は一変。今や多数の貨物列車が走っています。

歴史をひもとくと、津軽線は1922(大正11)年公布の改正鉄道敷設法別表にある「青森より三厩、小泊(こどまり)を経て五所川原に至る鉄道」の一部として建設されました。五所川原〜津軽中里間は津軽鉄道により1930(昭和5)年に開業していましたが、青森〜蟹田(かにた)間の開業はずっと遅く、戦後の1951(昭和26)年12月でした。さらに延伸し、三厩駅まで全通するのは1958(昭和33)年10月のことです。

津軽線は青森〜三厩間の55.8㎞を18駅で結んでいます。起点の青森駅から蟹田駅までは、陸奥湾を東に見て下北半島を北進。その後は内陸に入り、半島北部にある終点・三厩を目指します。

津軽線は本州と北海道を結ぶ大動脈路線に

以来、列車本数もわずかなローカル線として長らく運行されてきましたが、そんな津軽線に大きな転機が訪れます。1988(昭和63)年3月の青函トンネルの開業です。津軽線は、青森〜新中小国信号場(しんなかおぐにしんごうじょう)間を電化させ、青森〜函館間を結ぶ通称・津軽海峡線(当時)の一部として機能するようになったのです。以降、津軽線は本州と北海道を結ぶ大動脈に変身し、多数の列車が頻繁に運転されることになります

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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