フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  北海道・東北 > 青森県 >

青森の航路と街道の歴史~交易を通じて商業が発達していく 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

この記事をシェアしよう!

青森の航路と街道の歴史~交易を通じて商業が発達していく

江戸時代は一大開発の時代でした。青森県域では陸上交通網と海上輸送路が整備され、陸と海の両面から県域は発展していくことになります。

青森は奥州街道の終着点

江戸に幕府を開いた徳川家康は、日本橋(東京都中央区)を起点に五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)を整備しました。この五街道からは脇街道も枝分かれしていき、日本全国の陸上交通網が一斉に整備されていきます。

青森県域は奥州街道の終着点でした。日本橋から宇都宮宿(栃木県宇都宮市)を経由して奥州路に入ると、現在の福島県、宮城県、岩手県域を通過し、三戸宿(三戸郡)から青森県域に入ります。五戸宿(三戸郡)、七戸宿(上北郡)を通って陸奥湾沿いの野辺地(のへじ)宿(上北郡)に出ると、青森宿や油川(あぶらかわ)宿(ともに青森市)へと至ります。 桑折(こおり)宿(宮城県三本木町)で奥州街道から分かれる羽州街道は、現在の宮城県、山形県、秋田県域を通過して碇ヶ関(いかりがせき)宿(平川市)から青森県域に入り、弘前宿(弘前市)や浪岡(なみおか)宿(青森市)を通過して油川宿で奥州街道に再合流します。なお、秋田県と青森県の県境にある矢立峠(やたてとうげ)(平川市)は、弘前藩祖・大浦為信(=津軽為信)が1586(天正14)年に切り開いたと伝えられています。

1 2

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  北海道・東北 > 青森県 >

この記事に関連するタグ