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青森港発展の歴史~港町から県都となった青森では 町人中心の町づくりが進んでいく 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

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青森港発展の歴史~港町から県都となった青森では 町人中心の町づくりが進んでいく

当初は弘前に置かれた県庁は青森に移され、弘前県から青森県へ改称されました。青森の方が広大な県域の中央に近く、海運に便利な港があったからです。

【青森港の歴史】実業家たちが外国貿易港にすることに注力

県都となった青森町(1898年に市制施行で青森市)では、江戸時代に士族ではなかった庶民階級出身者が実業家として身を立て、明治から大正にかけて政財界の重鎮となりました。貸座敷業や酒造業で成功して青森随一の大地主となった大坂金助(おおさかきんすけ)、呉服屋を営む豪商の淡谷清蔵(あわやせいぞう)、味噌製造業で財を成した渡辺佐助(わたなべさすけ)らがその代表格です。

彼らは青森商業銀行の創設(1894年)や青森電灯株式会社の開業(1897年)などで青森の発展に尽力しますが、なかでも注力したのが青森港を外国貿易港とすることでした。1908(明治41)年に青函連絡船が就航し、本州の東北線と北海道の鉄道を連絡する基幹ルートが形成されると、客貨双方の輸送量が増大し、その中継点である青森は人と物との集積地として重要性が高まっていました

1908(明治41)年から始まった青函連絡船の運航は1988(昭和63)年に終わりますが、現在も青森港は物流の要所として重要な役割を果たしています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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