フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  北海道・東北 > 青森県 >

安部城鉱山の繁栄と公害~かつて日本有数の銅山だった 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

この記事をシェアしよう!

安部城鉱山の繁栄と公害~かつて日本有数の銅山だった

大正時代、空前の銅需要で国内屈指の鉱山に成長し、活況を呈した安部城鉱山。深刻な煙害で森林が枯渇するも、関係者らの努力で緑の山が回復しています。

安部城鉱山のはじまり

むつ市内を流れる川内川の中流域、高野山(こうやさん)国有林内にある安部城鉱山(あべしろこうざん)は、平安時代初期の開坑伝説があり、1684(貞享元)年に銀鉱脈が発見されたという南部藩の記録が残ります。江戸時代には付近一帯が金・銀・銅などの産出地として知られていました
明治時代に入ると、一帯は官有地(国有地)に編入され、地元住民らが借地し試掘するなかで、硫化鉄鋼が発見されます。この採掘権を獲得した東京の田中鉱業が1909(明治42)年、銅、鉛、亜鉛を主とする有望な鉱床を発見し、本格的に操業を開始。製錬所を設け、大規模な露天掘りを行いました。

1 2

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  北海道・東北 > 青森県 >

この記事に関連するタグ