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津田梅子~自立した女性の育成に一生を捧げた教育者

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月12日

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津田梅子~自立した女性の育成に一生を捧げた教育者

子どもの頃に渡米しアメリカ人と同じように育てられたことで、かえって自分自身が日本人であることを悟った津田梅子。国費留学生としての自らの使命も痛感した結果、女子教育への献身によって日本に恩返しをしようと考えました。

教え子に目指させた“ all-round women”とは、視野の広い女性のこと。英語力を身につけるだけでなく、精神を磨いて自ら思考できる人材を育成し、社会の変革につなげようとしたのです。

津田梅子はわずか7歳で渡ったアメリカで、類い稀な聡明さを発揮

1871(明治4)年、欧米視察のために横浜を出港した「岩倉使節団」。一行には日本初の女子留学生5名が同行しており、津田梅子は最年少でした。太平洋横断中に7歳の誕生日を迎えています。アメリカに着くと、ワシントン近郊に住むランマン夫妻に預けられ、娘のように愛情を受けて育てられました。そして、一年も経たないうちに英文の手紙をしたためます。周囲の大人たちは「感性と表現力はいくつか年上のアメリカの子より優れている」と感嘆したといいます。
留学経験で天賦(てんぷ)の才を刺激された津田梅子は、アメリカ文化を吸収しながら成長。中等教育を終え、渡米から約11年後に帰国の途についたのでした。

津田梅子とともに留学を果たした永井繁子や大山捨松は、帰国後まもなく結婚しましたが、津田梅子は女子教育に生涯を捧げる道を選ぶことになります。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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