更新日: 2024年9月19日
対ロシア経済制裁! ウクライナ侵攻に対するロシアへの経済制裁は効果なし?
ロシアとウクライナの戦争がはじまってから2年以上が経過しました。
現在はウクライナの消耗が激しく、ロシア優位で停戦するのでは、という見通しもなされています。
欧米主導の経済制裁が科されているにもかかわらず、なぜロシアは戦局を優位に展開できるのでしょう。
経済制裁は効いていないのでしょうか。
ロシアへの経済制裁は効いていない?
結論からいうと、ロシアに対する経済制裁の効果は限定的なものにとどまっており、決して十分とはいえません。
対ロ制裁への参加国は、ウクライナ侵攻開始からまもない2022年4月の段階でアメリカ、EU(欧州連合)諸国、日本など計37ヵ国を数えましたが、中国、インドなどは加わりませんでした。
反欧米の立場をとる中国は、極東のパイプライン「シベリアの力」を通じて天然ガスを輸入してロシア経済を支えました。武器輸入などでロシアと関係の深いインドもまた、西側諸国との良好な関係を保ちつつ、中東産より安価なロシア産原油を購入し続けました。さらにイランも穀物などの輸入を増やしています。
こうした国のおかげで、ロシアは資源輸出でそれほど大きなダメージを受けずに済んでいるのです。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!