更新日: 2024年9月19日
世界第3位の経済大国「ドイツ」に立ちはだかる3つの不安要素とは?
ドイツは世界有数の先進工業国であり、貿易大国です。
高度な技術力をもち、生産効率も高く、「EUのエンジン」と呼ばれています。
2010年代半ばにはEUで「独り勝ち」と評価され、23年の名目GDP(国内総生産)では日本を抜いて世界第3位に浮上しました。
ドイツ経済の不安要素「エネルギーコストの増大」
世界第3位に浮上したドイツ経済にも異変が起こっています。2023年の実質GDPが前年比0・3%のマイナス成長を記録したのです。G7でマイナス成長となったのはドイツしかありません。
ドイツ経済の不安要素は大きく3つ考えられます。一つ目はエネルギーコストの増大です。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、西側諸国がロシアに経済制裁を科すと、ロシアも報復措置として天然ガスなどの供給を制限しました。天然ガス輸入のおよそ4割を安価なロシア産に頼っていたドイツは大きな影響を被り、各国から代替調達する必要に迫られます。その追加費用が負担になったのです。
ドイツは脱原発を積極的に推進しており、原発を代替エネルギーとして利用できなかったことも響きました。
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