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JR千葉駅の歴史~移転と千葉市街地の発展~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2021年12月5日

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JR千葉駅の歴史~移転と千葉市街地の発展~

かつては街外れにあり、外房への列車はスイッチバックしていた千葉駅。
その後の駅の大移転で不便さを解消、周辺市街地も発展していきました。

千葉駅の移転までの歴史

JR総武本線の千葉駅は、県都・千葉市の玄関口であり、隣接する京成千葉線の京成千葉駅とともに県内と東京を結んでいます。そしてこのJR千葉駅が、昭和30年代まで現在地とは異なる場所にあったことをご存じでしょうか。

現在のJR千葉駅は5面10線のホームを有し、6・7番線を境に外房線・総武本線に分かれ、東京方面からはV字を描くようにホームが離れています。しかし、1963(昭和38)年4月に移転してくるまで、千葉駅(当時は国鉄)は約800m東、街外れの東千葉駅の手前に立地していました。

千葉駅の歴史:開業と発展

そもそも千葉駅は、1894(明治27)年7月、私鉄の総武鉄道の駅として開業。のちに国有化され発展しました。昭和30年代は3面5線で、頭端式(とうたんしき)(線路の終端部で、複数のプラットホームが陸続きになっている構造のプラットホーム)の0番線もありました。機回し線、側線を含めると10線以上の線路があり、西側(現在の千葉駅付近)には千葉機関区が置かれ、転車台も設置されていました。気動車による準急列車も発着していましたが、当時の主役はSL牽引の客車列車だったのです。

千葉駅の歴史:移転前はスイッチバックが必要となる不便な駅だった

ここで大問題がありました。東京方面から内房、外房方面に向かう列車は、構造上、千葉駅でスイッチバックをしなければならなかったのです。SL列車は機関車の付け替えが必須で、運転上きわめて効率が悪く、列車も長時間停車を余儀なくされたのです。

千葉県の国鉄線は近代化が遅く、1935(昭和10)年に総武本線が千葉まで電化していましたが、その先は非電化で長らくSL天国でした。総武本線、成田線が全線電化されたのは1968(昭和43)年、内房線・外房線(当時は房総西線(ぼうそうさいせん)・房総東線(ぼうそうとうせん))に至っては1972(昭和47)年と非常に遅かったのです。

そんな鉄道事情のため、SLや気動車で駅は大いに賑わったものの、じつに不便な駅であり、加えて駅前広場も狭く、路線バスの大半は数100mも離れた要町(かなめちょう)から発着する有り様でした。

千葉駅の移転によってスイッチバックを解消

この不便を解消したのが千葉駅の大移転です。戦後、戦災復興都市計画の区画整理があり、その際に現在地へ駅を移設。ホームをV字形に配置することで、面倒なスイッチバックを一気に解消したのです。

千葉駅の移転によってスイッチバックを解消

千葉駅は、1963(昭和38)年に現在地へ移転し、同時にホームをV字形にしたことでスイッチバックを解消しました。

千葉駅の移転後:周辺は今も開発が続く

旧駅は現在、留置線などに転用され駅の面影を残し、旧駅付近の繁華街だった栄町は歓楽街に姿を変えましたが、駅前通りの雰囲気があります。

移転後の千葉駅は急速に発展を遂げ近代ターミナル駅へ姿を変えました。近年は駅前地区に商業ビルが建ち並び、千葉駅を中心とした繁華街が形成されています。都市再生緊急整備地域にも指定され、今も周辺開発が続いています。

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