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「お台場」の由来と歴史:幕末期の開国要求への抵抗のためにつくられた!

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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「お台場」の由来と歴史:幕末期の開国要求への抵抗のためにつくられた!

東京屈指の人気スポットになっているお台場。
そのお台場の由来は幕末に造られた江戸湾の防衛拠点でした。
お台場の誕生から現在までの歴史を追います。

お台場の由来と誕生の経緯

嘉永6(1853)年6月、黒船の来航により、幕府は江戸城が海から攻撃される危険性を痛感します。当時幕府は、諸藩の軍事力を抑えるため、巨大軍事船の建造や購入を禁止していました。日本最大の千石船(せんごくぶね)が150t級程度だったのに対して、黒船は最大でその15倍以上ある2450t級。黒船来航の30年ほど前から日本近海に外国船が出没するようになり、渡辺崋山(かざん)や高野長英といった一部の識者は、幕府に海防の必要性を訴えていました。

黒船の脅威を目の当たりにした幕府は、ようやく軍事力増強のため西洋式の軍事技術を導入し、軍制改革を実施。江戸湾に防衛拠点となる台場を築くことを決定します。

台場とは、大砲を設置するために海を土砂で埋め立てて周囲を石垣で固めた人口島のことで、「お台場」という名の由来は、幕府への敬意を示して台場に「お」を付けたからだといわれています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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