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「都営白鬚東アパート」は東京の防災目的で建てられた巨大防火壁だった! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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「都営白鬚東アパート」は東京の防災目的で建てられた巨大防火壁だった!

東京にある数々の都営アパートのなかには、防災の観点から建てられたものがあることをご存じでしょうか。
隅田川に面して一列に並ぶように連なる建物群。
災害から地域住民を守る「防災意識」の詰まった都営アパートから学べることがたくさんあります。

「都営白鬚東アパート」建設の経緯

建設までの経緯は1960年代まで遡ります。昭和 39(1964)年の新潟地震、昭和43(1968)年 の十勝沖地震の発生によって、東京においても防災拠点整備の必要性を主張する声が高まりました。その当時、首都圏で震災が発生した場合に特に甚大な被害が予想されたのが江東区でした。

白鬚東地区が整備対象地区に選ばれた理由

昭和44(1969)年に「江東防災6拠点構想」という、延焼を食い止めつつ避難広場として機能する6地区の整備計画が発表されます。そのひとつが、墨田区の最北端に位置し、荒川や隅田川に囲まれた「白鬚東(しらひげひがし)地区」です。

この地区を含む江東デルタ地帯は、海抜ゼロメートル地帯が多く、地盤も弱くなっています。さらに木造家屋や工場が密集しているため、災害危険度が高かったのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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