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田名向原遺跡(相模原)は日本最古の住居状遺構~神奈川県の歴史~ 画像:PIXTA

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

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田名向原遺跡(相模原)は日本最古の住居状遺構~神奈川県の歴史~

相模原市にある田名向原遺跡は、学術的にどのような価値があるのでしょうか。
また、そこで古代の人々のどのような生活が浮き彫りになるのか、確認していきましょう。

田名向原遺跡は人類定住化の歴史を語る国内最古の住居状遺構

相模原市中央区にある田名向原遺跡は、今から約2万~1万8000年前(後期旧石器時代末)の遺跡です。

一般的に、日本列島で定住生活が始まるのは縄文時代(1万8000年前~前4世紀)とされており、それまでは移動しながら狩猟採集生活を営んでいた人々が、石器時代の終わりから縄文時代にかけて、徐々に定住生活へと移行していきました。

国内では1946(昭和21)年に岩宿(いわじゅく)遺跡(群馬県みどり市)が発見されて以来、おもに関東平野を中心に旧石器時代の遺跡が発見されるようになりましたが、住居跡はまだ発見されておらず、田名向原遺跡の住居状遺構(住居跡と考えられる遺構)は国内最古のものと考えられています。

すなわち、田名向原遺跡は、日本列島に暮らした古代の人々が移動生活から定住生活に切り替わる過渡期を象徴するような遺跡なのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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