更新日： 2024年1月13日
神奈川の近代化は日本をリード。震災や大空襲を乗り越えて大成長を遂げる～神奈川県の歴史～
西洋文明の入り口となった横浜は、いち早く文明開化を遂げました。
横浜を中心とした経済圏が形成され、神奈川県は日本の近代化をリードしていきます。
この記事の目次
神奈川の近代化は大政奉還と不安定な国内情勢を糧に
1867（慶応3）年、第15代将軍・徳川慶喜が政権を朝廷に返上し（大政奉還）、朝廷は同12月に王政復古を宣言しました。
しかし、新しい時代への移行は決してスムーズに進んだわけではありません。武力による倒幕を目標に掲げていた討幕派は、幕府との開戦理由を手に入れるため、武力挑発を繰り返していました。
内戦状態の遠因となった荻野山中陣屋焼討事件
王政復古の８日後、相模国愛甲郡（厚木市中荻野）にある荻野山中藩の藩庁である荻野山中陣屋（厚木市下荻野）が薩摩藩の藩士によって焼き討ちされる事件が起きました。
やがて、新政府軍と旧幕府軍は鳥羽・伏見の戦いで激突し、戊辰戦争へと発展。日本は内戦状態に陥りますが、その遠因となったのが荻野山中陣屋焼討事件です。
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