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福島盆地はどうやってできた?~県都・福島市がぽっかり入る盆地 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

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福島盆地はどうやってできた?~県都・福島市がぽっかり入る盆地

奥羽山脈と阿武隈山地のあいだにある凹地、福島盆地はどのようにしてできたのでしょうか。
それには隆起と沈降という相反する地殻運動が関係していました。

福島盆地の広さと形状

福島市は、西に奥羽山脈、東に阿武隈山地が連なる福島盆地の中にあります。

福島盆地の面積は約240㎢。中央付近で大きくくびれ、北側の伊達(だて)盆地、南側の信夫(しのぶ)盆地とに二分されます。平均標高は伊達盆地が40mなのに対し、信夫盆地は280mであり、同じ盆地内でありながら南北の高低差は大きいといわれます。

また盆地は、日本列島の土台ともいえる花崗岩(かこうがん)を基盤とし、その上に厚さ150mにも及ぶ堆積物(上から福島Ⅰ層~Ⅳ層の4層)が載っています。この花崗岩は、約1億年前、日本列島がまだ大陸の一部だった頃のものです。

火山がつくった霊山層

日本列島が大陸から分離、日本海を形成し始めた約1700万年前頃、現在の阿武隈山地で火山活動が起こり、その火山噴出物が堆積して霊山層(りょうぜんそう)と呼ばれる地層をつくりました。霊山県立自然公園内には、霊山層のごつごつとした断崖が広がっています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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