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北条時行(ほうじょうときゆき)

鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。鎌倉幕府第14代執権・北条高時の次男。1333年の鎌倉幕府・北条氏滅亡で、信濃へ落ち延びた。その後、幕府の残党らと挙兵し、足利直義を破って鎌倉を占領した『中先代の乱』を起こすも、足利尊氏らに反撃されてすぐに退去。鎌倉再奪還を狙い、南朝の後醍醐天皇方につく。その後、鎌倉再奪還、敗北、再々奪還と短期間で激しい戦いを強いられ、1352年に捕らえられ、処刑された。

懐良親王(かねよししんのう)

鎌倉時代末期から南北朝時代の皇族。後醍醐天皇の皇子。歌人。“かねながしんのう”。征西将軍宮(せいせいしょうぐんのみや)。建武新政の瓦解後、父から征西大将軍に任命され、伊予国から薩摩に上陸。1348年に菊池城(隈府城:わいふじょう)に入り、征西府を開いて九州攻略を開始。足利幕府の鎮西総大将と攻防を繰り返した。1359年の『筑後川の戦い』で南朝勢力が勝利。九州の拠点・大宰府を制圧して、征西府は菊池から移されたが、1372年に幕府の力で大宰府は陥落。京都に戻れず、この世を去った。

箕作阮甫(みつくりげんぽ):1799~1863年

津山藩国詰の藩医の家に生まれ国元で育つ。津山藩の侍医であり、幕末に活躍した蘭学者。25歳で江戸に遊学し、宇田川玄真に蘭学を学ぶ。語学力に長けており、多くのヨーロッパの文献を翻訳し160冊以上の翻訳書を残しした。その中の一冊である『地殻図説』という本の中に記述されていた、Geologieを阮甫は日阿羅義(ゲオロギー)とし、“地質学”と和訳する。これにより「地質」という用語ができ、広く使われるようになった。
41歳で幕府の蕃書和解御用(外国文書翻訳の仕事)を任じられる。外交交渉の場でも活躍を見せ、ペリーが持参した大統領親書を和訳。ロシア使節が長崎に来航した際には幕府の使節団に随行し、外交文書の翻訳や交渉に参加。蕃書調所(洋学の研究・教育機関。東京大学の前身)が設けられたときには58歳で日本初の教授の一人に任じられる。

高師直(こうのもろなお)

鎌倉時代末期から南北朝時代の武将、官僚、政治家、歌人。足利尊氏に側近として仕えた。正式名:高階師直(たかしなのもろなお)。『建武の乱』や南北朝の内乱で活躍。1338年の『石津の戦い』では北畠顕家(きたばたけあきいえ)を、1348年の『四條畷の戦い』では楠木正行(くすのきまさつら)を討ち、名を轟かせた。一方、1338年に室町幕府を開いた尊氏を執事としても支え、政治の仕組みや法制度を整備するなど実務面でも力を発揮した。

足利義詮(あしかがよしあきら)

室町幕府第2代将軍。初代将軍・足利尊氏の嫡男。父が鎌倉幕府に反旗を翻した際、4歳で父の名代として新田義貞軍に合流し、鎌倉攻めに参加。その後、尊氏が建武政権から離反すると、共に南朝と戦い、関東を統治した。室町幕府開府後、『観応の擾乱(かんのうのじょうらん)』では京都へ呼び戻され、幕府の政務を任された。1351年、父と共に南朝に降伏するが、翌年には京都を奪還。1358年、尊氏が逝去し、征夷大将軍に。中国地方の大内氏や山名氏が幕府に帰参するなど、政権が安定。南北朝の動乱を北朝優勢に導いた。

大内義弘(おおうちよしひろ)

南北朝時代から室町時代の武将、守護大名。大内家の第25代当主。第24代当主・大内弘世(おおうちひろよ)の嫡男。幼名:孫太郎、元服後、室町幕府第2代将軍・足利義詮より偏諱(へんき)を賜り、義弘となる。大内家の守護領国を周防・長門・石見・豊前・和泉・紀伊と6つにまで増加させ、有力守護大名となる。第3代将軍・足利義満は将軍の権力を強化するため、守護大名の弱体化を図ったため対立関係に。1399年、『応永の乱』を起こすも敗死した。

北山第(きたやまてい)

鹿苑寺(ろくおんじ)。京都市北区金閣寺町にある臨済宗相国寺(りんざいしゅうしょうこくじ)派の寺院。相国寺の境外塔頭(けいがいたっちゅう)。金閣寺(きんかくじ)として知られている。正式名称は、北山鹿苑禅寺(ほくざんろくおんぜんじ)。寺の名前は、室町幕府第3代将軍・足利義満の法号である鹿苑院殿に因み、義満の北山山荘を死後に寺とした。舎利殿は室町時代前期の北山文化を代表する建築だったが、1950年に放火で焼失し、1955年に再建された。

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